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水戸の魔除け(1)

2020-08-21 21:03:51 | 水戸

 魔除けとは、外部から来る鬼魔や疫病神を防御したり退散させる行事や護符などをいうようですが、いろいろな形があるようです。

 

元三大師(がんざんだいし 赤塚1-1962-2)
 平安時代の延暦寺天台座主・良源(慈恵大師)が、中世以降の民間信仰で、夜叉の姿で疫病神を追い払ったということで護符に刷られて広まったそうです。

 

破魔矢(水戸八幡 八幡町8-54)
 正月に神社で見られる代表的魔除けのようです。本来「はま」は、弓の的のことだそうで、それが「破魔」に通じることから正月の縁起物に使われるようになったようです。

 

節分(別雷皇太神 元山町1-1-57)
 立春の前日を節分といったそうで、新しい季節を迎えるにあたって邪気を払うということだったようです。写真は別雷皇太神の豆まきです。鰯の頭と柊(ひいらぎ)を門口に飾ったりするのも節分行事の一つだそうです。

 

蘇民将来(NPO虹の会 笠原町1492-2)
 備後風土記に、兄の貧しい蘇民将来が神に宿を貸したために、神から茅の輪をつければ疫病を避けることができると教えられたという説話があるそうです。その子孫であるという表示することで疫病を退散させるという信仰があって、今も飾られているようです。

 

大井神社(飯富町3475)
 大井神社では、賽銭箱に、赤唐辛子をたくさんつないだ、「大井の魔除け」がかけられています。辛いものや臭いものは魔除けと信じられていたようです。

 

懸魚(げぎょ)の猪目(吉田神社本殿 平戸町)
 猪は五行では水の属性で、火に勝つというので、火除けの象徴とされたそうですが、魔除けとしても使われたそうです。古墳時代から使われていたそうで、古い歴史があるようです。懸魚の外、鈴、八双金物、鬼瓦、釘隠、神額、木鼻、灯籠、蛙股等々いろいろなところで見かけます。写真のハート形が猪目です。一般的には逆ハート型につくられるようです。


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