ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の蕨手(わらびで)

2024-08-18 21:26:22 | 水戸

 早蕨(さわらび)のように、先端が渦を巻いている形を蕨手というそうです。昔からあるデザインのようですが、あちこちで見かけるようです。

 

高欄(こうらん 円通寺 千波町1227)
 円通寺の濡れ縁にある、高欄の隅が蕨手になっていました。庭におりる階段の両側にもありました。

 

神輿(みこし 東照宮 宮町2-5-13)
 神輿の屋根には蕨手がつくようです。みな子供神輿のようですが、このようにたくさん並ぶとリズム感があります。藤森照信作の、せん茶(徳川斉昭が作った戦車・安神車をもじったようです)がはいった建物にありました。

 

灯籠(とうろう 正覚寺 筑地町622-2)
 灯籠の笠にも蕨手がありました。灯籠には、写真のようにいかにもワラビのようなものだけでなく、いろいろな形があるようです。

 

懸魚(げぎょ 水戸八幡宮 八幡町8-54)
 これは鏑懸魚(かぶらげぎょ)というようですが、下部のやじりのようなところに、蕨手文があるようです。和製ハートの猪目も見えます。

 

小皿(十銭屋 泉町2-3-16)
 写真は、蛸唐草(たこからくさ)という伝統模様のようですが、唐草文が、渦巻いて、蕨手文になっているようです。

 

ゴウシュウヘゴ(水戸市植物公園 小吹町504)
 先日、水戸植物公園の大温室で見たゴウシュウ(豪州)ヘゴです。オーストラリア原産の、木性で大型のシダ類のようです。温室では2m近い高さがありましたが、15mくらいになるそうです。写真は、まさに蕨文という姿のゴウシュウヘゴです。

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