県営水戸東山団地(東野町)
毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)という伝統的な模様のようです。正六角形の亀甲が3つ並んだ形を三盛(みつもり)亀甲といい、それをつないだ形が、毘沙門が着る鎖鎧(くさりよろい)の鎖のデザインに似ているということから来た名称だそうです。現代風には、テトラポッド模様ともいうようです。古い伝統模様が、このようなところにも使われているのだなあと、面白く思いました。多くの方向に線ができるので、滑り止め効果があるのでしょうか。
水戸市役所(中央1-4-1)
水戸市役所正面側にある、坂になっている歩道の部分にありました。こういう砂利を埋め込んだ敷石は、最近あまり目にしません。これも、滑り止めということなのでしょう。はだしで歩きたい敷石です。
元吉田町
水源(太陽?)と波をデザイン化したように見える歩道敷石の模様です。ここでは、波の模様を、川の流れのようにしたのでしょう、長く連ねて敷いていました。
見和1丁目梅が丘第2児童遊園(見和1-470-46)
花のような丸型(八角?)模様の隙間を、小さな四角形の花のような模様で埋めています。
涸沼橋(平戸町)
涸沼(ひぬま)橋は、涸沼川に架かり、水戸市と大洗町を結んでいますが、たぶんその中央が境界なのでしょう。「ぶらっと水戸」なので、水戸側らしいところの歩道敷石を撮してきました。橋上に並ぶ、四角形の歩道敷石の中に、大小の四角形を描いた模様です。敷くと、4つの敷石でできる同じ模様が繰り返されていきます。歩道敷石は破損した時など、繰り返し模様であれば、修理に1種類のピースで破損部分を補填できるので楽でしょう。ただ、その場合も、現今、少量生産などで在庫がなくなれば困ったことになることでしょう。そうしたことを思うと、これからの歩道はどのようになっていくのかなあと思います。私などは、少なくとも、老齢者に優しいものになっていってほしいなと思っています。