今年の梅まつりは終わってしまいました。その間、梅を見てばかりいたせいか、今回は、みな植物に関することばかりになりました。
梅の門(偕楽園 常盤町1-3-3)
梅の木の形は、梅本来の、芯が腐ってなくなり表皮の部分がねじれてできた形と、梅切らぬ馬鹿といわれるように、剪定されて面白くした形という双方でできているようです。この烈公梅の門もその一つなのでしょうが、観梅に来た人たちをお出迎えしているようです。あまり作りすぎの姿はどうかと思いますが、この程度の変わった姿がもっとあってもいいのでしょう。
梅の実(偕楽園 常盤町1-3-3)
梅・冬至に小さな実がたくさんできていました。遠くからは赤っぽい萼の色しか見えませんが、近づいてみると、1cmにも満たない小さな緑色の実をたくさん見ることができました。去年が不作だっただけに、今年は、豊作になるだろうとの声も聞かれました。
植樹された桜(偕楽園 常盤町1-3-3)
台風で倒れてぽっかりとあいていた左近の桜の跡地に、来月開かれる植樹祭を前に、それに出席する佳子さまが新しい桜を植樹したそうです。写真は、好文亭3Fの楽寿楼から見た苗木です。
カタクリ(水戸市植物公園 小吹町504)
水戸市植物公園の薬草園で、カタクリの花が咲いていました。カタクリは、花の様子が傾いた籠(かご)に似ているので、カタカゴユリといわれていて、その語が変化してカタクリになったそうです。片栗粉がとれる地下茎の形が栗の実に似ているのでという説ももあるようです。前の説が主流のようですが、どうかなと思います。現在は、めったに見ることのできない植物になってしまい、しかも、美しい花を咲かせるだけに、見つけると、いいものを見たといううれしさを感じます。
コブシ(逆川緑地 小吹町)
逆川緑地には、コブシがたくさんあり、今、花が満開で、みごとな白い風景をつくっています。逆川による湿地とコブシのきれいな様子を見ることができました。逆川緑地には、コブシが今の何倍かはあってもいいように思います。