古い木などでは、中心部が腐ってしまい、空洞ができることがよくあるようです。木は樹皮のすぐ内側に水などを通す管や細胞を作る部分があり、その内側の木を支える部分は死んだ細胞なのだそうです。そして、そこに雨水などが入ると腐ってウロができるのだそうです。ウメはその傾向が強いようですが、その他の樹木でもいろいろ見られます。
スダジイ(折居神社 塩崎町1)
樹齢400年だそうですが、ねじれたような形でウロになっていています。
ケヤキ(竃神社 本町1-2-6)
樹齢330年だそうです。これも相当豪快にウロ化が進んでいます。備前堀沿いの風情をかもしだしているものの一つです。
モチノキ(下入野町)
樹齢300年だそうです。これもウロが大きいようで、むこう側が透けて見えています。
アラカシ(立野神社 谷津町899)
御神木のしめ縄のはられたアラカシです。ここは、木々で日がさえぎられているので、腐りやすいのかもしれません。
スギ(定善寺 酒門町363)
このウロは、ひょっとすると落雷によるものかもしれません。うろは広葉樹にできやすいのか、針葉樹より多く見るような気がします。