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時空人 goo blog「脳トレ宇宙論ー人類の見果てぬ夢」

時は過ぎ 空は広がり 人は考える 宇宙を語る、地球を語る、生命を語る、人類を語る、世界を語る、人生を語る、何でも語る、

ケプラーの夢26:月面上で考える人

2013-05-29 20:13:39 | 日記

ケプラーの月理学(ユニークな月と地球の名前の名付けかた)

1.レヴァニア:月(全体を指す)
ヘブライ語で「レバナ」あるいは「レヴァナ」という、
ケプラーは月を最初「セレニティス」と呼ぼうと思ったがヘブライ語のほうが畏敬の念を抱き神秘的な想いを意識するので、あえてなじみが薄いがレヴァニアを採用した。

2.ヴォルヴァ:地球

ラテン語で回転するという意味のヴォルヴォ(volvo)からの起源

3.プリヴォルヴァ(月の裏半球)とスプヴォルヴァ(月の表半球)

ヴォルヴァ(地球)と紛らわしいが、地球から見た月の表面半球と裏面半球について名付けた。

理由は地球から月を見た場合、月の表側のみしか見ることは出来ない。

プリヴォルヴァ半球(月の裏)は永久に見られない。地球の衛星である月は自転と公転の周期が同じであるから。約1か月。


ケプラーの夢25:山月記

2013-05-26 17:04:01 | 日記

「山月記」(さんげつき)中島敦の短編小説

1942年、『文学界』に「古譚」の名で発表された。

唐の時代に書かれた「人虎」として知られる中国の変身譚(清朝の説話集『唐人説薈』中の「人虎伝」などに収められている)を元にしている。

原作と比較すると、李徴(りちょう)の虎への変身の理由が大きく変えられているのが特徴。原作では、李徴は寡との逢瀬を妨げられたのが原因でその一家を焼き殺した報いで変身したのに対し、「山月記」では「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」という性情が原因だと書かれ、より深みのある内容になっている。

しかし、人間が虎に変わるという素材を生かしきれず、道徳的な教訓に流されている、との批判もある。
 
「山月記」の題名の由来については、虎に変わった李徴が詠む詩の中の一節に「此夕渓山対明月」とあり、そこから取ったのであろうと言われる。また、作中で描写される月は李徴の人間としての意識の象徴とも考えられる。

 
野村萬斎によって演劇化されている。
高等学校の現代文の教科書の人気教材である。


ケプラーの夢24:十三夜

2013-05-26 16:25:18 | 日記

七言絶句 上杉謙信 『九月十三夜』

九月十三夜陣中作 上杉謙信(うえすぎ けんしん、1530-1578)

「霜滿軍營秋氣  数行過雁月三更  越山併得能州景  遮莫家郷憶遠征」

霜は軍営に満ちて秋気(しゅうき)清し
 数行の過雁(かがん)月三更(さんこう)
 越山併(えつざんあわせ)得たり能州(のうしゅう)の景
 遮莫(さもあらばあれ)家郷遠征(かきょうえんせい)を憶(おもう)
 
 
この詩は謙信が天正五年九月十三日七尾城を落とし、
二日間兵を休ませた時に 詠まれた詩。

十三夜は十五夜についで美しい。


ケプラーの夢23:月を愛でる

2013-05-26 11:36:58 | 日記

俳句 松尾芭蕉 「 名月や池をめぐりて夜もすがら」

仲秋の名月を眺めながら池の周りを歩いていたらいつの間にか夜が明けてしまった。この「池」も、かの「蛙飛びこむ」古池で、芭蕉庵にあったもの。
貞亨3年8月十五夜の作。芭蕉43歳の最も心身充実の時期。この夜、芭蕉庵にて月見の会を催す。集まったのは其角・仙化・吼雲ら。隅田川に舟を浮かべて名月を十分に楽しんだ。

蛇足

松尾芭蕉 名月はふたつ過ぎても瀬田の月
  名月や座にうつくしき顔もなし
 名月や児立ち並ぶ堂の縁
 名月や門にさしくる潮がしら
 名月や北国日和定めなき
 
種田山頭火「ほつと月がある東京に来てゐる」
 
短歌 詠み人知らず「月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月」(「月」が8回あり、「この

月」が8月であることを示している)
 


ケプラーの夢22:月をせがむ

2013-05-26 11:30:49 | 日記

俳句「名月をとってくれろと泣く子かな」一茶


 秋の澄んだ夜空にくっきりと浮かんでいる十五夜の月を、子どもが、「取ってくれ、取ってくれ

」としきりにせがんで泣くことだ。子どもの無邪気な願いがほほえましい。「名月」は、陰暦八月十五夜の月。季語は「名月」で、季は秋。