西野了ブログ テキトーでいいんじゃない?

日々浮かんでくる言葉をエッセイにして・・・・・・。小説は「小説を読もう 西野了」で掲載中です。

コーヒーが好きです

2006-01-30 22:41:08 | Weblog
 子どもの頃、コーヒーが出ると「うわっ、ごちそう!」という感じがしました。
 今は毎朝コーヒーを飲んでいるが、そんな興奮はない。僕はコーヒー好きなので、毎朝トリップで入れたコーヒーが飲みたかったのですが、妻がそんな暇はない、ということで、インスタントコーヒーを飲んでます。しかし、慣れとは恐ろしいもので、今では、毎朝インスタントコーヒーでも不満はない。休日はトリップで入れたコーヒーを飲みますが・・・
 以前、イチローの本を読んでいたら、面白いことが書いてありました。2軍で練習試合をしていたとき、1イニング毎に缶コーヒーを飲んでいたそうです。そうしたら、太ももの筋肉がグワーッと勝手に動いたそうです。それ以降、そんなバカなことは止めたそうですが、あのイチローも若いときは無茶なことをしていたのです。
 村上春樹の小説に、よくコーヒーを飲む場面があります。
 「羊をめぐる冒険」では主人公がオフィスでインスタントコーヒー(だったと思う)をボールペンの頭の部分(先っちょの反対側)でかきまわす画面があります。すごくリアルで、たぶんこうする人って結構いるのではないでしょうか。ちなみに、僕はできません。
 次に「ねじまき鳥クロニクル」。主人公と牛河が、喫茶店でコーヒーを飲む場面です。牛河がやたら砂糖をたくさん入れて、美味しそうに飲みますが、主人公にとってみれば気分の悪くなる飲み方です。僕もノンシュガーですが、以前ものすごく甘いコーヒーを出されたことがあります。普段、砂糖を入れないで飲む人間にとって、これは辛い。一種の拷問です。それでも気合で飲みましたが。
 最後に「海辺のカフカ」で星野ちゃんが喫茶店でベートーヴェンの「大公トリオ」を聞きながらコーヒーを飲む場面ですが、これは秀逸です。豊かな」音楽、座りごごちのよいソファー、上品なマスター、美味しいコーヒーと完璧です。コーヒー好きな人は、このシュチエーションに憧れるのでは、と思ったりします。
コメント
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