道内唯一の国宝・中空土偶 今秋、大英博物館へ
(05/08 06:49、05/08 06:58 更新)
【函館】道内唯一の国宝、中空土偶=愛称・カックウ(茅空)=が九-十一月に
、ロンドンの大英博物館で開かれる展覧会「土偶」に出展されることが固まった。英国の日本研究者が出品を日本側に打診し、中空土偶を所有する函館市に対して、文化庁から依頼が寄せられた。
同展では国内の国宝、重要文化財級の土偶約七十点を展示する計画。このうち、一九七五年に旧渡島管内南茅部町(現函館市)で出土したカックウは、約三千五百年前の縄文時代後期に作られたと推定され、現存する中空土偶の中では最大であることから、同展の目玉的な展示物になるとみられる。
カックウは、二〇〇一年にも大英博物館で展示されており、海外展示は五回目。ただ、〇七年の国宝指定後、函館以外の展示は昨年七月の北海道洞爺湖サミットの際だけだった。
函館市教委の阿部千春生涯学習部参事は「中空土偶は、欧州では日本文化の精神性を象徴する存在と受けとめられているようだ」とし、海外での関心の高まりを歓迎している。
<メモ>
函館が世界に名を馳せる為にも、世界への親善大使になって欲しい!!!
函館夜景と中空土偶(愛称・・・カックウ)