警察から毎月のように電話が掛かってきた１年でした。
事件の捜査のために、防犯カメラの映像提供に協力を求められた事がたびたび
ありました。
防犯カメラの映像が決め手となって容疑者逮捕の事例が多かったからです。
オウム真理教の平田信容疑者が２０１１年１２月３１日に丸の内署に出頭して逮捕され
ました。逮捕前の平田容疑者が駅の上りのエスカレーターに乗っているのをバッチリ
とらえた防犯カメラ映像がありました。
そして、菊地直子容疑者が逮捕されて１０日位立ってから、６月１５日に高橋克也
容疑者が銀行や勤務先の建設会社の様子を映した防犯カメラ映像が連日、報道
されて逮捕。
５月に起きた東京渋谷駅の地下鉄駅構内での刺傷事件が、翌々日にスピード逮捕。
渋谷駅での刺傷事件 スピード逮捕
これらの成果の影響か、筆者のお客様のマンションや工場に設置してある防犯カメラ
映像をすぐにダウンロードして提供して欲しい、極端な場合は、ビデオレコーダーごと
警察が持って行きました。
何か事件が発生したら、現場に近い防犯カメラの映像をできるだけ多く集めて捜査
情報として利用するのがルーチン化したようです。
日中、筆者の携帯電話に「〇〇署の〇〇です」、「警視庁捜査一課の〇〇です」と
電話が掛かってきます。何度このような電話を受けても、一瞬びっくりしました。
それと、テレビ局からも電話が多かったです。夏から秋に掛け防犯カメラ映像が逮捕の
決め手になった事例を特集した番組が多かったので、いろいろ問い合わせがありました。
忙しい時もお役に立てればと思い協力しましたが、時間的な負担は大きかったです。
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