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不審者がいやがる防犯カメラ

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警察の隠しカメラ

2016年08月10日 | 防犯カメラがからむ報道


参議院選挙の公示前から期間中にかけて大分県警別府署が隠しカメラ仕掛けた
事件には、ちょっとびっくりしました。
他人の敷地内に入って不特定多数の人間を常時撮影する機器を内緒で設置して
いたのですから。

仕掛けたカメラは、おそらく家庭用のビデオカメラでしょう。一般的な防犯カメラは
電源を引かなければなりませんので。家庭用のビデオレコーダーは、バッテリーを
内蔵していて、SDカードに録画するのが普通なので。

機種によっては無線LANとの接続もできるので、近くに止めた車の中から映像を
見たり、再生もしていたのでは ...。

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2016.08.27

仕掛けたビデオは、以下の機種でした。テレビニュースで確認しました。
筆者が上に書いた家庭用のビデオレコーダーではなかったです。失礼しました。

アメリカ Bushnell社(ブッシュネル)のトロフィーカム 監視カメラ XLT HD MAX
Bushnell Outdoor Products Japan の製品ページ

電源が確保できないアウトドア用で、動物観察や鳥獣被害対策用に開発された
製品です。電池式、マイク内蔵で映像はSDカードに記録する方式。
不謹慎ですが、屋外用隠しカメラとしては、ピッタリの製品です。


別のメーカーの製品ですが、以下の写真の少し安い「ダレカ」という製品もあります。


草刈りの作業をしているときにカメラは見つかったそうです。
またまた不謹慎ですが、カメラをうまくカモフラージュさせた取付けができな
かったのでしょう。


隠しカメラは「明らかな人権侵害」 野党支援施設に大分県警が無断設置
YAHOO! ニュース 2016/8/3(水)

九州地方でまたも選挙捜査に絡む問題が発覚した。大分県警別府署の刑事が参院選
公示前後の今年6月、民進党現職候補(当選)らの支援組織が入居する別府市内の
建物敷地内に無断で監視カメラを設置していたのだ。大分県警は3日、一連の事実
関係を認めたうえで、「公有地と勘違いして設置した。不適切な行為だった」と
コメント。連合大分は「建物への人の出入りを撮影するなど明らかな人権侵害。刑事
告訴(建造物侵入罪)、民事訴訟を含めた対応を検討中」としている。

参院選公示前後、敷地内草むらにカメラ2台
「これはおそらく公安の仕業でしょう」と話すのは、山梨や熊本県警で捜査二課長を
歴任し、選挙捜査にも詳しい元道警最高幹部。氏によると、「選挙戦の際、刑事畑の
捜査員は主に保守系候補の違反捜査を手掛ける一方、公安畑の捜査員は野党陣営を
マークします」と言う。

報道などから今回の不祥事をおさらいすると、隠しカメラが設置されたのは参院選公示
(6月22日)4日前の6月18日夜。別府地区平和運動センターや連合大分東部地域協議会が
入る建物敷地内の石垣近くの草むらに、別府署の刑事2人が2台のビデオカメラを無断で
設置した。カメラのレンズは1台は建物玄関に、もう一台は駐車場に向けられていたという。

公示後まもなくカメラは発見され、別府署に通報。大分県警は設置を認めて「不適切な
行為であり、関係者の皆さまにおわび申し上げる」と謝罪したものの、「捜査員が公有地、
公道と間違って置いた」などの弁明にとどまった。連合大分などに対して「設置目的や
県警内の誰の指示だったのか、これまで明確な回答はない」という。

「仮に公有地でもプライバシー侵害」
隠しカメラの標的にされた別府地区平和運動センターなども、県警の釈明に強く異を唱える。
「カメラが置かれた石垣近くの草むらは、誰が見ても明らかに私たちが管理する敷地内
だと分かる場所。勘違いしたなどは詭弁に過ぎない」。

前出の元道警最高幹部は「百歩譲って仮に公有地にカメラが置かれたとしても、1994年の
釜ヶ崎監視カメラ訴訟の判決で明らかなように、特定の場所の人の出入りを撮影する行為は
プライバシー侵害に当たる」と指摘。「極端すぎると思われるかもしれませんが、標的と
された建物に出入りした人物の中には、警察側が理由をでっちあげてその人物の車にGPS
装置を付けていた可能性だってゼロとは言えません」と警鐘を鳴らす。

選挙の違法捜査をめぐっては、九州では2003年の鹿児島・志布志(しぶし)事件があまりに
有名だ。違法な取り調べの結果、公選法違反で起訴された13人全員が無罪となった冤罪事件
である。


「参院選の期間中は運動員たちが委縮するのを防ぐため、隠しカメラに関する事実関係の公表を
見送り、タイミングを探っていた」。こう振り返る連合大分などは今後、「大分県警内の誰が
何の目的で、不法侵入が明らかにもかかわらず、プライバシーや人権侵害を犯す行為に及んだ
かを徹底追及していきたい」としている。




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