デジカメ写真のアルバム

アウトドア活動が好きで、高尾山に咲く花から近代的なお台場の街並みまで、素敵なものは何でも写真にしています。

鳥海山 / 獅子ヶ鼻湿原   2010-08-24

2010-09-05 18:01:12 | 滝・沢・川
鳥海山 / 獅子ヶ鼻湿原   2010-08-24


鳥海山の麓、象潟町の獅子ヶ鼻湿原は、酸性・低温(PH4.3~4.6水温7.1~7.3度)・大量の湧き水等のため、鳥獣が入り込めず、バクテリアなどにも犯されなかったので、多様な水生・湿性植物が生育しています。ここには、鳥海マリモと呼ばれる直径1m程の苔の大群落があり、神秘的な雰囲気をかもし出しています。また、様々な形をした天然の奇形ブナが、訪れる人々を楽しませます。





ブナの宝庫であるこの湿原には、木道が設置され、自然保護されています。







この地域のブナは、1)スーッとまっすぐに立っているものと、2)地上2mくらいのところから何本にも枝分かれしたもの(奇形ブナと呼称)と、2種類が混じっています。この奇形ブナの由来ですが・・・ 昔、炭が焼かれていた頃、炭焼きの人は、ブナを焼いて炭にしていました。切った木を炭窯まで、運ぶのが大変だったので、降り積もった雪を利用していました。その際、ブナを切る時には、すでに2mもの雪が積もってていたので、雪の上へ顔をだしている部分を切っていました。雪が融けた後は、2m程の木が生き残っていた事になります。春先にこの部分に、新しく何本もの枝が生え、奇形ブナが誕生したわけです。また、当時の人たちは、乱伐するとブナがなくなることを知っており、大きなブナは適当な間隔で、残したので、今のブナ林が残されたわけです。











「あがりこ大王」の愛称がある樹齢300年以上/樹高25m/樹周7.62mのブナです。




鳥海マリモ群生地の湧水地域です。苔・藻は岩に張り付いているのではなく、大きな毬藻になっています(浮いているのです。よく見ると流れによって、揺れているのが分かります)。













湿原から車で5分程離れたところに、綺麗な滝もありました。さすが、30mの降雪による鳥海山の湧水はすごいですね。






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3 コメント

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私の故郷です (endo)
2010-09-05 09:34:59
懐かしく拝見しました。鳥海山のふもとは私のふるさとです。今年の10月にはクラス会があり行く予定です。
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Unknown (goohachi)
2010-09-06 06:22:24
秋田・山形は本当に良いところですね。また、近いうちに出かけることになりそうです。
クラス会を楽しんできてください。
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鳥海山のふもとに行きました (endo)
2010-10-26 15:34:12
クラス会の次の日に獅子ヶ鼻湿原に同級生の車で
案内してもらいました。元滝は行きませんでした。
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