8年前、月山の弥陀ヶ原湿原を歩きました。今頃は涼しいでしょうね。暑いのと、台風でどこへも出かけられず、思い出に浸っています。。
月山 / 弥陀ヶ原の花 2010-08-23
月山は山形県にある1,984mの、決して高い山ではありませんが、日本海側からの季節風を直接受けるので、日本有数の豪雪地帯(30mの雪が降り、6~7月までスキーが出来る)であり、3,000m級の北アルプスや南アルプス等でしか見られないような高山植物の宝庫です。その山の8合目(1,400m~1,500m)に、弥陀ヶ原という湿原は位置しています。訪れたのが8月末でしたので、多くの花を見ることは出来ませんでしたが、オゼコウホネやミヤマリンドウを見ることが出来たのは幸いでした。
弥陀ヶ原(月山8合目)から月山頂上を見る。 * 緑色の山の瘤の間後方に、雲がかかって見えるのが頂上です。
地域全体に木道が敷かれ、自然保護されています。
高冷地のため、枯れ草が何万年も積み重ねられた泥炭層の広大な湿原地帯となっており、池塘と呼ばれています。周囲とは隔絶された環境であるため、独特の生物相ができています。
ホソバタマミクリ
オゼコウホネが生息する池塘 *スイレン科なので、葉が似ています。
根茎や花の下の茎が骨のように見えるので、オゼコウホネの名がつけられた。水面上で咲いた花は、開花後、水中に沈む。
モウセンゴケ * ご存知の食虫植物です。
チングルマ
花が終わった後、綿毛になったチングルマ
エゾオヤマリンドウ
ヤマハハコグサ
ウメバチソウ
ハクサンフウロ
ミヤマウスユキソウ
ノリウツギ