

(自分の価値を証明しようとしてはいけない。その必要はない。)
一年位前に何かで読み、書き留めた言葉。
色んなボランティアをした。
アルツハイマーの義母を見送ってから“人の役に立ちたい”と
思ったから(特に阪神・淡路大震災後)
老人保健施設でのV・ホスピスでのV・大学病院でのV
知的障害者施設でのV・特別養護老人ホームでのV
自分の価値を証明したかったのだろうか??
今は有料老人ホームで体操のボランティアをしている。
(気功講師として出向いている他の所は、交通費プラスアルファ
頂いてるのでボランティアではないだろう)
ホスピスボランティアをしている時
忘れられない親子に出会った。
親一人(母親)子一人(女性)だったと思う。
関東で一人住まいしていた母親が癌の末期と分かり
一人っ子の女性は結婚して住んでいた関西のポスピスを選んだ。
お天気がいい日は窓辺の日当たりのいい場所に座布団を敷いて
チョコン(小柄な方だった)と座り、編み物などしておられた。
いよいよというある日、ベッドを起こし娘さんの手作りの食事を
されていた時ポツンと言われた「お茶漬けが食べたい」
ホスピスの食事時間ではない。娘さんは看護師さんに
連絡しようとしたが、手が空いている人はいない時間帯。
(ある程度自由にボランティアに任せてくれる病院だった)
私が急いで食堂へ行き、調理師さんに事情を話し、材料を準備してもらった。
もうご本人に飲み込む力は無かった。
それでも、スプーンでほんの少し、お茶漬けを口に入れて差し上げた途端
言われた一言

1週間に一度のボランティアだったので、次の時ホスピスに行くと
そのお部屋は空いていた。



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