「ギャンブル宝典」および「ロト・ナンバーズ当選倶楽部」の読者の皆様、あけましておめでとうございます! 本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、「宝典」1月号で告知しましたとおり、監修・小野十傳先生とわたくし岡田による対談をブログ専用企画としてお届けいたします(対談は12月某日、小野十傳事務所にて)。テーマは「2012年の開運」。カバラ聖数5の年の運気アップに関する話を中心にして、ざっくばらんに小野先生にお話していただきました。この対談を持って、新年のご挨拶にかえさせていただきます。
オルフェーヴルは絶望の後の希望
岡田 さて、新春の恒例企画になりました公式ブログ対談ですが、昨年に続いてこれで2回目となりました。
小野 あっという間に1年が過ぎてイヤになっちゃいますね(笑)。
岡田 まったくです(笑)。そのイヤになっちゃう2011年という1年をまずは振り返ってみたいんですが、なんといっても東日本大震災。あれが3月の出来事とは思えないほど、なにか遠い記憶のように感じてしまいます。
小野 停電・節電の中で過ごしたあの暑い夏のことさえ、この冬の寒さで忘れてしまいそうですからね。それだけショッキングな出来事で、記憶から消したいという本能が働いているのかもしれません。
岡田 小野先生があの震災を総括するとどんな言葉になりますか?
小野 ひと言で言えば、「絶望の後の希望」という感じでしょうか。私は岩手出身で、親戚や友人が被害にあって、とても身近な天災であったことを痛感しているんですが、その悲惨さの中に確かに希望の光を感じています。光の一つは、例えば私達は「戦争を知らない世代」といわれて、そこにある種の劣等感のようなものを抱えて生きてきた部分があるんですが、あの震災によってそれが良くも悪くも払拭された面がある。そして、いろんな意味で限界を知ったというか、良い意味で現実的な生き方が出来そうな気がしています。
岡田 あの震災以降、若い人達の間では転職が増えていると聞きます。この不景気にあっても、震災が生き方の転機になったと考えている人は多いようですね。
小野 どうせ死ぬのであれば、自分らしく地に足をつけて生きたい、そう考える人が増えるのも自然ですね。現実的な社会のなかで限界を感じながら、自分らしさを持って生きてゆくことは難しいかもしれませんが、バランス感覚を大切にしながらわずかに見える光に向かって歩いて行く、それが震災後の希望ではないでしょうか。
岡田 競馬界でいうと、オルフェーヴルの史上7頭目のクラシック三冠は、まさに希望を表す象徴的な出来事でした。
小野 有馬も勝って四冠ですか。絶対音数4を背負った池添騎手のパワーは、あの震災があったからこそ爆発したのかもしれませんね。
岡田 爆発といえば、秋のGⅠ後半戦は「大予言」がやや不調でしたが、有馬記念でオルフェーヴルと「5-7」「7番人気」を予言して、エイシンフラッシュの「7番人気」「馬番5」、トゥザグローリーの5枠7番がヒットして、最後に爆発しましたね。
小野 正直ホッとしました。有馬については沢山の読者の方から感謝のメールを頂いて良かったです。
無欲になることで直感力を鍛える
岡田 では話を新年2012年に移しましょう。カバラ占術では年の聖数が5となります。
小野 聖数5は「峻厳」といって、簡単にいえば「厳しさ」を表す意味ですが、「重々しさ」や「忍耐力」といったキーワードにも派生していきます。とにかく一つのことに「厳しく」のめり込むことによって幸運や金運を手にするということです。
岡田 のめり込む、というのは周囲を見ずに自分の世界を作れということですね。
小野 そうなります。旧年のキーワードになった「絆」とは別に、勝負事においては個人の力、独立心が大事で、「内なる声」を聞かなければならない。周りの情報に惑わされてはいけないのです。
岡田 周りの情報って、まさか「ギャンブル宝典」という雑誌にも惑わされちゃいけないってことですか?
小野 いやいや、「宝典」はカバラ占術の教えが土台になっていますから大丈夫、別格です。
岡田 ああ良かった。…って、ずいぶん我田引水な対談ですねえ(2人爆笑)。
小野 とにかく「内なる声」を大事にする、それはすなわち直感を磨いてゆくということなんですが、それには「欲を抑える」ことが重要です。
岡田 さきほどの「忍耐力」に通じるわけですね。
小野 そう。例えば目の前にぶら下がった高いオッズに惑わされて安直に大穴を狙うというような行為は直感を弱めるだけです。かつて自民党が大敗して、皆が民主党に甘い夢を見てしまったのと同じで、情報に惑わされると大きなしっぺ返しが来る。
岡田 自分の世界を構築して、そこに「重々しく」腰を据えて勝負しろってことですね。
小野 釣りで言えば、川釣りじゃなくて沼釣りや池釣りのような感じ。一箇所でじっとして、かかるまで動かない。パチンコなら、あれこれ台を変えるのではなくて、コレと決めた台から動かずに勝負を続ける。そして「勝つまで止めない」という覚悟も必要です。
岡田 競馬で負け続けて最終レースを迎えて残金は500円。そこまで耐え忍んで、最後にその500円を最終に張るって感じですか。
小野 そういう行為を続けていくことで良い運が巡ってくるのが聖数5の年なんです。競馬でもロト6でもtotoでも、とにかく買い方や買うパターンに関して自分のスタイルを作り、それを「厳しく」貫き通すことです。
岡田 買い方のスタイルを作る上でのポイントは何でしょう?
小野 ただ漫然と勝負し続けるのんじゃなくて、例えば今日はこのレースだけ、もしくは今日は昼間は避けて夜に勝負(予想)する、というようにメリハリを付ける。ロト6の具体的な購入法でいうと、例えば5通りを買う場合、第1数字をすべて「05」にして、第2から第6数字までを少しずつ違う数字で配置する。一度決めたその買い目を忍耐強く1年間買い続けるんです。または競馬などでも、年の聖数5はもちろんのことですが、例えば同じ聖数5だった9年前のレース結果と同じ枠番・馬番を買い続ける。そうした購入法の継続が幸運を招く作法のような働きをすることになるでしょう。
岡田 ロト6やミニロト・ナンバーズなどでは同じ数字を買い続ける方法は多くの人が実践しているようですが、2012年はその方法が功を奏する年ともいえるわけですね。私も従来から実践していますが、新年にそれが良い結果をもたらしてくれると嬉しいですねえ。
小野 ただし、欲は抑えなければいけませんよ。
岡田 あ、そこが一番難しいところですね(笑)。
効果の高い開運法と予言を提供したい
岡田 新年12年は、東日本大震災復興支援と銘打って、グリーンジャンボ宝くじの当選金が1等前後賞合わせて5億円になるようです。ロト6も11年4月から週2回開催になりましたし、競馬でも5連単WIN5が導入された。こうした動きは明らかにに売上低下にともなう措置であって、ギャンブル界はそれこそ「峻厳」、厳しい環境に置かれていますね。JRAはもう15年くらい売上げが前年割れを続けているようですし…。
小野 景気がこの調子ですから致し方無いですね。大阪や東京でも俎上に載っているようですが、国としてはもうカジノを建設するしかないんじゃないでしょうか。国内だけじゃなくて海外からの観光客も増やしてカジノを盛り上げていけば、競馬などその他のギャンブルも活性化するキッカケになると思います。財政再建の手段としてもカジノは有効でしょうしね。
岡田 難点は時間がかかりそうっていうところでしょうか。
小野 もっとも仮にカジノが開設されても、競馬などの売上げが低迷しても、けっきょく我々ギャンブラーは勝たなければいけません。どんなに環境が厳しくなっても、2012年は聖数5、そして2月3日から始まる六白金星など、カバラや九星などの目に見えないパワーを信じて勝負するしかありません。
岡田 最後になりますが、ギャンブルにまつわる活動として新年の抱負のようなものがあればお聞かせ下さい。
小野 具体的には、やはり効果的な開運法を開発していきたいのと、やはり「大予言」の精度を上げたいという思いがあります。特に競馬の大予言ですね。
岡田 読者の方で勘違いされている方が多いようなので、この場を借りでご説明しておきたいのですが、GⅠ大予言などの競馬の予言は小野先生の直筆による予言になりますが、その他のロトやナンバーズについては、一部を除いて、カバラ占術や九星暗示のデータに基づいたもので7割以上が決まっていて、残りの20数%に小野先生のインスピレーションが反映されています。予めご了承の程ヨロシクお願いします。
小野 えっと、説明はもう終わりでいいですか(笑)。
岡田 はい、すみません(笑)。
小野 そう、その競馬の大予言なんですが、紙媒体ですとどうしても時間差が生じてしまい、予言した馬が出なかったり、想定出馬表の段階では不在の馬が出てきたり、条件の変化になかなか対応できません。当たる精度がどうかは別として、なにかリアルタイムに予言を提供できる方法を考えなきゃいけない時期が来ていると思いっています。
岡田 なるほど。確かにそうかもしれませんね。
小野 これはギャンブルの読者の皆さんだけではないんですが、独自にやっている「十傳クラブ」の会員数もお陰様でかなり増えて来まして、ギャンブル以外の部分でも「開運」のための活動を充実させたい。ちょっと宣伝になりますが、特に11年9月に発売した開運コイン「福本銭」(ふくほんせん)はかなりの反響とお礼の手紙・メールを頂いたので、とても有り難く思っています。
岡田 出ました福本銭。別にヨイショするわけではないですが、私も8月に小野先生から見本の福本銭を頂いて、翌月9月に「ローズS」で過去最高の13万8600円馬券が的中したのには驚きました。ほかにも「セントウルS」「シリウスS」「富士S」でも3連単の万馬券が立て続けにヒットして1ヶ月の配当総額が25万円くらいに達しましたからね。それらはもちろん全てカバラ馬券術で購入しているので「ギャンブル宝典」誌面でも掲載しましたし、まさに一石二鳥の感じ。私はこれまで開運グッズ的なもので具体的な効果を感じたことはあまりなかったのですが、コレだけは違う気がします。でも本当に福本銭の力だったのかどうかは不明なんですけど(笑)。
小野 いや、確かにそれだけとは言えないかもしれませんが、きっと福本銭の力添えもあったと信じています。事実多くの方から体験談が寄せられているので、私のオフィシャルサイトも覗いてみてください。
岡田 わかりました。では2012年の新年も「大予言」をはじめ、効果の高い開運法を「ギャンブル宝典」「ロト・ナンバーズ当選倶楽部」の誌面で紹介して頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。
小野 昨年も言いましたが、わたしは「宝典」「当選倶楽部」の読者の方々に育てられたと思っていますし、その思いは今も変わりません。ですから少しでも恩返しをするためにも、私の予想・予言・開運法が読者の皆様のお役に立つよう、あらゆる手段を取り入れ、気合いを入れまいりたいと思っています。
岡田 力強いお言葉、ありがとうございました。