よろず淡日

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5月の企画展 木版画「妙好人伝」展のお知らせ

2018-04-18 | ギャラリー
水仙や鈴蘭が咲いて、山椒の葉や蕗が瞬く間に大きくなってきています。
5月5日よりギャラリーにて、堀尾・周治両氏の木版画「妙好人伝」展を行います。
ベニヤ板大!に刷られた、迫力の画面です!GW後半に是非!(!を多用したくなる圧倒的な作品です!)



・・・・・
『妙好人伝』とは、幕末頃から明治初期にかけて、信心深い念仏者の
逸話をまとめたものです。明治以降も仏教学者・鈴木大拙や、
思想家であり民藝や仏教美学を説いた柳宗悦によって取り上げられ、
広く知られることとなりました。農民、町人、乞食、遊女、医者、
僧侶、武士。日々世俗で生きる人たちの無垢な信心は、
時として奇異に映るのですが、その在りようは
周りの人々の心を少しづつ動かしていくのです。

現代美術家・堀尾貞治と、彫師・周治央城。
現代の妙好人とも見える2人の連作は、周治が亡くなるまで
約150点にも及びました。ふすま紙に刷られた約180☓90cmの
大画面は、不条理な現実を超えていこうとする生命力に満ちていて、
“大切なもの”とは一体何なんや、と問い続けます。

近江は念仏を暮らしの拠り所として、農民、商人、工人としての
精進を積み重ねた地です。ここ日夏も、川、湖、海という水運の
地として、また荒神山や巡礼街道があり、字ごとの寺々にて
祈りとともに学び働き、自治を築いた地です。
近江から京・大阪へ、北海道へ、そして北米へとつながりを作った
祖先の心を、どう受けて生かしていくか。作品を通して、
そんなことに思いを巡らせていただけたら、と思います。
 
木版画「妙好人伝」展 絵・堀尾貞治 彫・周治央城
2018/5/5(土)-28(月)
金・土・日・月と祝日の11:00-18:00
よろず淡日のギャラリーにて

*作品は展示のみです。
*彦根市高宮町の座・ギャラリーと同時開催です。


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