よろず淡日

淡海の日夏で 今どきよろずや
古道具と駄菓子、地域のものなど

山下さんのチラシのこと

2021-09-16 | あちらこちら


音楽批評・評論のウェブ・マガジン『Mercure des Arts』Vol.72(2021年9月15日)の
Arts Review・言水ヘリオさんの記事にて、「山下克彦の印刷物」が紹介されています。
山下さんが、ご自分の写真と、海士浄さん(高校時代の同級生)のテキストを併せて制作したものです。

記事は、先だっての山下さんの展示のことではなくて、その“印刷物”のこと!なのですが、
その空間的な広がりが届くことが、山下さんらしいというか。
そして、印刷物から、山下克彦展での行為を重ねて感じてくださったのが、
言水さんの独自の視点だなぁ、と。
ぜひ、ご一読を!
音楽批評・評論のウェブ・マガジン『Mercure des Arts』Vol.72(2021年9月15日)
Arts Review 「山下克彦の印刷物」言水ヘリオ 
http://mercuredesarts.com/2021/09/14/katsuhiko-yamashita-publishing-kotomiz/


言水さんは、以前「etc.」という展覧会の情報誌を出されていて、
雑誌はしばらく休刊だったのですが、現在再開準備中とのこと。
今、「etc.」がどんな形で現れるのか、とても楽しみです。


桐箪笥。状態はよくないので、若干修理が必要…



差入れのがらだてもち、という湖東地域特有のお菓子。サルトリイバラの葉で包んで蒸したものです。


山茶花の実、今年は何故か沢山なって、剪定したまま直ぐにほかすのも、と思い。

今週もどうぞよろしくお願いします。
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愛荘町で「カミロボ」の展示

2021-08-27 | あちらこちら
村の方が、甥が展示します、と、チラシを下さいました。



造形作家でクリエーターの安居智博さんは、小学生の時から紙でロボットを作っていたそうです。
初期のころから、現在までのロボットやデザイン画、
祇園祭の鉾が戦車みたいになった模型や、プロレスのマスク(東北の仏像みたい)や、
高校時代の映像作品まで、さまざまな作品が展示されています。
カミロボだけでも、200体はあったのではないかなー。

特に、コロナ禍になってから作られた、あらゆる素材による「異素材カミロボ」は圧巻で、
100均のお風呂に浮かべるアヒルとか、にょろにょろへびとか、灯油ポンプとか、
ミニ門松とか、バランとか、もう何でも来いって感じです。

若い男の子が、ものすごく食い入るように、小さなカミロボ(15cmくらい)を丁寧に見ていました。

店番担当はプロレスや格闘技に詳しくないのですが、笑いのツボにはまりました。
解説パネルの文章も面白く、清々しいです。
少年のこんな豊かな感性を、日夏は育んだんだなぁ、としみじみ思いました。

8/29まで、愛荘町の愛知川びんてまりの館で展示しています。入場無料でした。太っ腹です。

滋賀県では、今日から緊急事態宣言がでましたが、開館しているようです。
お近くの方、ぜひ!
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愛荘町の展示「つぎはぎの仕事着」

2021-02-06 | あちらこちら


愛荘町の歴史文化博物館で、昔の仕事着の展示が行われています。
ぼろの展示、しかも比較的近所でのこういう展示は、私たちには初めて。
展示の点数は30点+ぼろに関連した現代のデザイナーの服5点と、それほど多くはないですが、
地元愛荘町、多賀の山間部、東近江などの湖東地域のものなので、興味深かったです。

短い上着、長い上着、ももひき、モンペ、裂き織りのベストのようなサクリ。
接ぎがきれいで模様も面白く、店番担当も彦根に来てから接ぎ当てや補修は必須となりましたが、
こんなに根気よくきれいにはできません。
昔の人はホントにすごい、そしてよく残っていたなぁとしみじみ。

以前、四国の山間部のご出身のお客様が見えたとき、
店のあちこちがゆがんで古びた空間が、子供の頃を思い出して懐かしいとのこと。
「母は朝早くから夜中まで、かわいそうなくらいずっと働いていた」
とおっしゃってましたが、きっとその集落でもこんな仕事着を着ておられたのではないかなぁ。

昔の暮らしは、今を生きるものには厳しいですが、
そういう暮らしは遥か昔ではなく、そんなに遠くなかったのです。
展示は3/21(日)まで。無料の観覧日もあるようなので、お近くの方は是非!


浅井の民俗資料館でも展示が。こちらは2/28(日)まで。
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「土と色」京都展が来月!

2021-01-15 | あちらこちら


先日、「土と色」展のポスターが届きました。
京都と滋賀の障がい児者施設などを利用している人達の、絵や粘土の作品の展示です。
早速店に貼らせてもらっております。



ポスターやチラシの作品を見ると、言葉ではない、また、表せない力を感じます。
(下手な写真ですみません)
作品写真には作り手の名前が記載されておらず、
そういうことでなくて、何が大事か、自分の意識下にあるものをよく見よ、言われているようにも思います。
堀尾さんに通ずるものがある気も。

外出が厳しい現状で、観覧も予約が必要なようですが、
塞ぎがちな心と頭を、前向きにと引っ張ってくれそうな展示と思い、
当方が関わっているのではないのですが、お知らせしたく書きました。

第17回 土と色 -ひびきあう世界ー 京都展
2021 2/23(火)-28(日) 京都市京セラ美術館 本館2階 南回廊
午前10時ー午後6時 入場無料
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安土の舞踏パフォーマンス

2020-11-04 | あちらこちら


安土の信長所縁のお寺、浄厳院さんで、「間」というテーマの美術展示が行われており、
4人の作家の作品が本堂や観音堂に展示されています。
主催はAT ARTSの西村のんきさん。
国内外での作家活動の他、彦根市高宮でのアーティスト・イン・レジデンスを行ったり。
現在は長浜のアトリエを拠点にされています。

写真は、3日に行われた舞踏パフォーマンスの様子。
観音堂で、桂勘さんの踊りに、クリストファーさんのトランペット。
(ガラケーのヘボ写真ですみません)

本堂では、杜昱枋さんという中国から能を勉強に来た方と桂さんのコラボ。
ゆっくりした動きが美しく、とてもよかった。
空間と共振していて、舞踏はお寺と合うなーと再認識。
桂さんも「場には、いろいろな方がいるから」と。
以前観た、ジャン・サスポータスさんのダンスと齋藤徹さんのコントラバスも、野崎観音のお堂でした。

展示は11/8(日)までです、お近くの方、ぜひどうぞ。

2020 AT Art Exhibition 間
金勝山 浄厳院 近江八幡市安土町慈恩寺744
入場料 800円(拝観料込)
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