『夜回り先生』こと水谷 修さん。
「自分探しの旅、やめよう」と呼びかける。
一見自分の内面をみつめ、ためになるようだが。
先生は夜の街を歩き、家にいられない若者たちに語りかけ、
自分自身を追い詰めることをしなくてもいいんだと更生を促す。
先生はメッセージとして、「自分」とは何か?個性は?適職は?
人生何がしたいのか?
立ち止まり、いくら考えても答えは出ない。
「それよりも意識を外に向けて、まわりに優しさをくばって、人の笑顔を
見る喜びを知りましょう」と。
自己を問うことは大切であるが、問うあまり、内向き思考となって、
“他者とのかかわり”を忘れては何もならない。
ダイヤモンドを磨くのは、ダイヤモンドでしか磨けない。
人間は、人間同士の中でしか切磋琢磨できない。