福光Cafe

目覚めの珈琲、癒しの珈琲、希望の珈琲など淹れたての香りをのせてお届けします。

飲み会

2007年02月25日 | 出来事

昨日は飲み会でした。

以前このブログでも紹介した子育てしながら通信教育をやり遂げた彼女。

3月に卒業し、今春から福祉大学の通教で学ぶことになった。

福祉の資格を取るためさらに勉強をすることになった。

一段とたくましさを増したようだ。

一つの山を越えた彼女は、会話にも自信があふれていた。

以前の一瞬影を落とす表情はなくなり、積極的に物事に立向かう姿勢がうれしい!

さらに自分のことだけではなく、人を励ましていこうとする気持ちにも感動!

やはりこうでなくちゃ

3月には祝ってあげたい。

困難に立向かう人と話を交わすのはいつの時も楽しいものです。

そういえば、脚本家の今井雅子さんは語っている。

「人間には再生する宝物を誰もが持っている。その再生力は周りの人の励ましで

より引き出される。苦しい時は“心の筋トレ”と信じ、苦難に立向かってほしい」と。

苦しい時ほど成長の一歩手前であると信じて、お互い励まし助け合う気持ちを

大切にしたいものである。

 

 

 


思い出すな~。

2007年02月21日 | 出来事

今日は少し早く帰宅できるので、焼酎とつまみをコンビニで購入。

その時コンビニでふと思った。

いつからだったかな?

こんなふうに酒とつまみを当たり前の様に買う自分の姿。

そうだ!思い出したよ!あの時の出来事が伏線だった。

思い出しながら少々ニヤけた顔でコンビニを出た。

それは結婚前のある日の夜の出来事だった。

実は私はいわゆるマスオさん。

ルートセールスしていた取引先社長から、日曜日に草野球の試合に誘われた。

そのため婚約したばかりの相方の実家に土曜日一泊することになった。

(取引先と実家は同じ町内)

それまで相方は少々酒はたしなむことは知っていたが...。

たまたまその日に義妹も実家に帰ってきていた。

当然酒盛りが始まりまして... 。

最初はビールに始まり、しばらくして今度はウイスキーの水割り。

酒量が半端じゃない!ビール1ダース。ウイスキー2瓶目。

まだまだこれから盛り上がる感じで。タバコの煙はモンモンと。

こういう情景を描くと私、相方、義妹の3人と誰もが思うでしょ!

ところがちがうんだな~これが!

それまでの私は、ビールをコップ一杯飲むのがやっと。

少し体調が悪かったりすると、それだけで気分が悪くなり最悪の結果になることも。

その夜は、ごたぶんにもれずコップ一杯でつぶれてしまいました

彼女たちはかなり盛り上がっていたのは言うまでもありません。

つぶれた頭によぎったのは、“もしかして間違った所に来てしまったかな?”

(相方の実家にマスオさんとして来ることになったことが)

この事がきっかけで、仕事の付き合いや上司、同僚との酒席を重ねた。

努力しましたよ~。途中かなり悲惨な状況も数えられないほど。

酒が強くなり飲めるようになったと言うよりも、酒に麻痺して慣れてきたのかも。

大勢でワイワイするのが好きだったので、ある程度付き合いぐらい酒が

飲めればと思っていた。

まあまあ今は思ったぐらいにはなっているでしょう。

それ以上になっていると相方は言っている

そんなこんなの思い出話でした

 

 

 

 

 

 

 


Bookmark_真綺さん

2007年02月18日 | コーヒータイム

ブックマークにある 真綺 さん。

1993年にデビュー。

来年、デビュー15周年に向けて精力的に活動展開中。

今年1月22日に自ら作詞したマキシシングル「せつなくて...」を発売。

各地でライブやディナーショーを行なっている真綺さん。

低音で深みのある歌声と気さくなトークが売りです。

それでいて、華やかで真綺さんの表情豊かな気取りのないステージが魅力です。

ぜひ真綺さんの歌を聴いてみてください。


Bookmark_七尾藍佳さん

2007年02月16日 | コーヒータイム

そう言えば七尾藍佳さんの声が聞けなくなってだいぶ経った気がする。

朝のFM東京。彼女の軽快な英語で番組が始まる。

単なる情報番組というより、彼女のあらゆる分野へのあくなき探究心、

社会問題への並々ならぬ関心の高さを売りにする番組だった。

パーソナリティーというよりジャーナリストに近い感じがした。

本人も語っているように、ジャーナリストの勉強を現場でしたかった。

だから「フィールドキャスター」なのか?

私としては「NEWS ZERO」でTV画面にでるキャスターをやってほしい。

TVでコメンテーターをしているジャーナリストの有田芳生さん。

自分のブログでも同じようなことを書いている。

いつの日かTV報道番組のキャスターをしている場面を見たい。

 

 

 


やっと2月らしい気候に...。でも被害、事故が。

2007年02月15日 | 出来事

春一番の到来の昨日とは、うって変わり冬型の気候。

やっと2月らしい気候になったが、急激な気候の変化で嵐の様相。

最近の天気は変化が激しすぎて被害が多すぎる。

今日も高速道路の事故や各地で被害が出ている。

通常の冬ならば徐々に雪に慣れ、それとともに車の運転も慣れ、

事故が出来る限り少なく移行していくんだと思うのですが...。

愛車のスタッドレスタイヤも久々の活躍でした(笑)

ともかく安全運転でお願いします


’70年代と聞くと胸が躍る

2007年02月13日 | コーヒータイム

私にとって ’70年代は青春時代の入り口から青春真っ只中。

皆さん誰でも感じると思うのですが、まさに青春時代の前後に体験する様々な

事柄は何歳になっても、自分の心の中にかなりの影響を及ぼしている。

自分の様々な価値判断の基準になるくらいに。

時折、この価値基準は誰にも壊されたくないくらいピュアなものとして、

心の大事な場所に保管されるように...。

今日のスポニチに、私にはうれしい記事が。

クミコ みゆき楽曲で団塊世代エール
アルバム「十年~70年代の歌たち~」を発売するクミコ

 ジャーナリストの筑紫哲也氏(71)や
作家の椎名誠氏(62)ら、著名人10人が
70年代の名曲を選ぶユニークなアルバムが
制作される。
歌手クミコ(52)が歌う「十年~70年代の歌たち~」
(21日発売)で、団塊世代への応援歌集といった内容。
タイトル曲「十年」は、中島みゆき(54)が
クミコのために書き下ろした大人のラブソングだ。

 「時の過ぎゆくままに」(沢田研二)などの歌謡曲から、演歌「北の宿から」(都はるみ)まで、あらゆるジャンルを網羅(もうら)。
拓郎が昨年9月の「つま恋ライブ」のラストで歌った
「今日までそして明日から」など70年代を象徴する曲が集まった。

 歌うクミコにとっても70年代は思い入れの深い時代。
78年にヤマハポプコン出場を果たし、日本代表として「世界歌謡祭」に
駒を進めたものの、予選で敗退。
歌手になる夢を持ち始め、またその夢が破れた10年間だったのだ。
「音楽の世界へ導いてくれた時代の歌を、やはりその時代を生きた方々の
思いを背負いながら歌いたかった」とアルバムの趣旨を説明。
「団塊の世代はいろんな道筋をつけてくれた先輩。
その人たちにもう一度、音楽を聴いてもらいたい」との願いも込めた。

 希代のシンガーソングライター、中島が作詞作曲した新曲「十年」がタイトル曲。
クミコ側がデビュー25周年の節目に楽曲提供を依頼。
地道に活動してきたクミコの生き様に共鳴した中島が、
1人の女性の10年にわたる切ない恋をテーマにした恋歌を託した。
クミコは「私くらいの年になるとひとつの恋で10年というのは納得できる。
中高年のラブソングです」と笑顔で話した。

 ◆クミコ 1954年(昭29)、茨城県生まれの52歳。早大教育学部卒。
78年「世界歌謡祭」に参加。
82年、東京・銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」のオーディションに合格し、
高橋久美子でデビュー。00年「クミコ」に改名。
02年、エイベックス初のシャンソンアルバム「愛の讃歌」を発売し、
収録曲「わが麗しき恋物語」が人気に。
[ 2007年02月13日付 紙面記事 ]

 

 


皆のために汗をながすことの大事さ

2007年02月11日 | レボリューション

今日これから地域の行政区先輩役員と軽く飲みに行きます。

来年度の新役員改選があるため。(ほとんどは決定済み)その打ち合わせ。

先輩が来年度のトップになりますが、補佐役が決定していないので...。

どんな組織でもトップは大変です。

リーダー自ら汗をかくことはもちろんですが、周りの人をいかにやる気にさせるか。

スポーツジャーナリストの二宮清純氏は語っています。

「優秀なリーダーは、状況や相手に応じて、さまざまな手を打ち、選手たちを

“その気”にさせるのがリーダーでの責務です。リーダーが一人で戦っていても

限界があります。大切なのは、選手一人一人をリーダーと同じ思いに立たせら

れるかどうかです。リーダーと目標を共有する“分身”を作れるかどうか。

ここに勝敗を分けるポイントがあります」と。

ほんとうにその通りであり、「同じ思いになる」ことの指摘は的を得ていると思う。

 


生きてほしいと願わずにはいられない

2007年02月10日 | コーヒータイム

<団塊の世代>自宅の火災で死亡するケース増加 背景は

2月10日14時14分配信 毎日新聞


 「団塊の世代」を中心とした55~59歳の男性が自宅の火災で死亡するケースが全国で増えている。死者は「無職」「一人暮らし」の割合が高い。明確な理由は分かっていないが、経済大国の繁栄を支えてきた世代がリストラに遭い、家族と別居せざるをえなくなった――という生活の変化が背景にあるのでは、との見方が出ている。
【金子淳】
 消防庁のまとめによると、05年の住宅火災による「55~59歳」の男性の死亡率(人口10万人当たりの死者数)は1.64人で、15年前に比べて0.69人増えた。団塊の世代とは一般的に1947~49年に生まれた人を指し、05年当時は56~58歳。この年代に当てはまる。 一方、この年代を挟む「60~64歳」と「50~54歳」を見ると、この15年間にそれぞれ0.20人、0.32人しか増えておらず、団塊世代の死亡率の高まりが際立っている。
 同庁が05年のデータを基に55~59歳の男性死者の家庭状況を調べたところ、「無職」が6割、「1人暮らし」が5割を占めた。両方の条件を満たす人も約3割に上った。この傾向は「この年代で特に顕著」(同庁)という。火事の特徴としては、飲酒して寝ているうちに消したはずのたばこがくすぶって出火、一人暮らしのため出火に気付かずに逃げ遅れ、煙を吸い込んで死亡――というケースが目立つ。
 一方、道内も全国と同様の傾向が出ている。道内のデータは同庁とは年代の区分けが異なるが、道防災消防課によると、05年の男性の死者は57人おり、このうち56~60歳が全体の約4分の1の13人を占め、各年代の中でトップ。「無職で1人暮らし」という死者の特徴も共通している。
 同庁は「この年代の死亡率がなぜ高いのか、背景分析はできていないが、生きることに前向きでない人が多いのかもしれない。そんな心理状態が出火時に影響を及ぼしているのではないか」と推測する。今後は各事例の分析を進め、団塊世代の男性の死亡率がなぜ高いのか、解明したいという。
 東大大学院の関沢愛教授(建築・都市防災)の話 個別事例を分析していないのであくまでも推測だが、何らかの社会的要因が影響しているのではないか。この年代の男性はリストラや早期退職などを経験している人が多い。こうした経済的要因や精神的ストレス、希望の見えない世相などが、例えば、乱雑な部屋での寝たばこや泥酔など間接的に火災を生みやすい生活要因となっている可能性がある。

がんばってきた世代の人だけに生きてほしいと願わずにはいられない。


本来の職責を果たしてよ!

2007年02月09日 | レボリューション

私は政治についてはほとんどと書かないことにしているが、あまりにも腹立たしいの

で書くことにした。これが2度目である。最初は“偽メール”での永田元議員の時。

今国会では柳沢大臣のいわゆる「不適切発言」(※2回 あえて言葉は書かない)に

与党の一部、野党からかなりの集中砲火を浴びせられている。

※「集中砲火」も本来不適切引用ですが...。

確かにあのワンフレーズは、女性を侮辱する言葉であり大臣としての引用語として

は、まさしく不適切だ。

しかし、講演会での発言の主旨の流れ・国会答弁内容のながれから、辞任を勧告す

るほどのものかはちょっと待てよというのが私の結論である。

ましてや、国会議員の本来の職務を果たさず審議拒否はいかがなものか。

“偽メール”の時も同じようなことを書いたが、辞任を求めるのであれば不信任決議

案を提出し、粛々と本来の審議をすればいいことである。

それこそ税金の無駄使いだ!!

それとマスコミにもあきれる。前からそういう傾向はあるが...。

とくにTVが多いのであるが、局アナやニュースキャスターが原稿内容やニュースの

説明時の発言・引用が誤っていた時に必ず繰り返されるのは、「不適切な表現」でし

たのお詫びだけで終わりである。

確かに大臣である公人とマスコミのアナウンサー・ニュースキャスターは比べられな

いかもしれないが、今はマスコミもある意味かなりの力を持つ。

だからこそワンフレーズだけの報道はするべきでない。

ましてや民主党菅代表代行が、先の愛知県知事選での告示日(1/18)に名古屋

で行なった演説で、柳沢大臣と似た様な引用をしている。

(1/19付朝日新聞名古屋地方版)

あまりTVでは報道されていないし、採り上げないようにしているのか。

政治家としての資質、品格、女性に対する考えはどちらも五十歩百歩である。

いや、片方は少子化対策の大臣であると言われれば反論できないが...。

言葉尻の応酬は、やがて必ず政治不信を招く。

過去何度も同じ事をしてきて...。政治家の諸君!いい加減学習しろよ!

選挙のたびの“政争ロードショー”は見飽きたよ!

ついでにもう一つ言いたいことあり。

野党は「格差」「格差社会」を連発している。確かに政治は社会的弱者に光を当て、

救済の手を差し伸べる事は大事であり任務であろう。

しかし、国会での「格差」論議を聞いていると、あまりにも「所得格差」のみの論議が

行なわれているようでいささか不満である。

小泉元総理が以前国会の答弁で使用した、いわゆる「人生いろいろ」ではないが、

※これも蔑視の言葉ではないが不適切引用だったから批判された

少々所得が低くても、人間的生き方に豊かさを持っている人は少なくない。

確かに所得が少ないより多いほうがいいに決まっている。

人生で一番大事なものは?と問われた時に、お金と答える人は少ないだろう。

「所得格差」は相対的なものであり、「人間的生き方」は絶対的なものである。

同様にマスコミにも同じようなことを言いたい。

「勝ち組」「負け組」=「格差」だよね。

片方で「格差社会」の是正を叫んでおいて、片方で「勝ち組」「負け組」をあおって

いるのは何じゃらホイ!

政治家もマスコミも安易な「格差」論議をしないでほしい。

一般庶民の努力、勤勉を軽んじ「妬み」を助長する社会を招いてしまいかねない。

すでにその様相を呈しているが...。

いつもより長い書き込みになってしまったが、あまりにも腹立たしかったから。

不適切な表現があったらごめんなさい

愚痴はこのぐらいにして、元気になることを...。

と言うより、庶民のささやかな抵抗・再チャレンジ・知恵が詰まっています。

 

第一生命のサラリーマン川柳コンクール入選作100編が発表された。

川柳は時代の反映。世の中を皮肉ったり、笑い飛ばしたり、人を元気にさせる。

人間捨てたものではないのです。民衆は力強いのです。

だから自分から元気になることを発信していかなかったら、何事も変わらない。

いいなと思った川柳を何篇か。

 

脳年齢 年金すでに もらえます             (満33歳)
定年後 メシ・フロ・お茶は 妻の声             (静子)
飲もうかと 言えば部下すぐ 車です            (小玉虫)
 妻は待つ!! 年金半分 掴むまで          (ヒロ君のパパ)
下校時に 孫に声かけ 逃げられる              (飛翔)
 「無理するな」 本心だったら 休暇くれ      (気弱な亭主関白)
やっと出た 年金さえも この格差             (弘です)
登校を しぶる息子は 現役教師       (スクールカウンセラー)
この景気 回って来ないぞ 給与には          (いざ凪景気)
代行車 飲み代よりも 高くつき              (働く男)
妻タンゴ 息子はスノボ 俺メタボ            (ダメ親父)
残業代 欲しくはないです 帰らして          (お疲れ社員)
犬はいい 崖っぷちでも 助けられ         (オレも崖っぷち)
「教えません」 妻の小遣い グレーゾーン       (1万円亭主)
妻・子・俺 格差社会は 我が家にも            (ひら夫)
帰りたい 我が家ではなく あの頃に          (ノスタル夫)

TV・新聞も「事件」「個人の覗き見」だけでなく、もっともっとみんなが元気になること

を報道してよ!今の社会には沢山あるんだから

 

 

 

 


衣服の匂い消臭は...。

2007年02月04日 | 出来事

久々に古民家で一献。

私は用事があったので、遅れて合流。

一夜干のスルメといわしの丸干しを携えていきました。

本日の酒は、どぶろく特区製造の「どぶろく」と辛口「鬼殺し」。

口当たりが良く酒がすすんでしまいました。

他の肴は極上ロースハムとなぜなのか?あさり入り野菜スープ。

ところでいわしの丸干しを囲炉裏であぶったら油分が滴り、少々煙が...。

排煙換気扇を回したり窓を開けたがすでに遅し。

煙にまみれてしまった。

そんなこんなで家路に着いたら、衣服から何やら先ほどの魚の匂いが。

ファブリーズをかけて一晩置いたが、匂いは消えず。

やっぱりクリーニング行きだな。

美味しい食べ物の後の管理には注意しましょう!

 

 


俺の空は我が胸にあり

2007年02月02日 | レボリューション

本宮ひろ志コミック漫画「俺の空」最終章のサブタイトルである。

20歳前後学生の頃、週刊「プレーボーイ」に連載されていた。

 

実は朝のFMラジオで経済関係の話をされていたコーナーで、ゲスト担当者が

これからは、相手の心を打つ行動が大事になってくる主旨の話をしていた。

ひとつの例として、既婚者の男性であれば妻の誕生日に高価なプレゼントを

するのではなく、その日は仕事を早めに切り上げ、些細な手料理で良いから

働いている妻であれば、料理を作って帰りを待ち誕生日を祝ってあげる。

妻の心に響く行動が大事であると...。

いわゆる『心の成長』が、これからは必要になってくるよと。

それで、「俺の空」を思い出した次第であります。

 

主人公「安田一平」は、日本屈指の大財閥・安田家の御曹司。

安田財閥総帥になるため、親族一統が認めるべく妻を探す一年の旅に。

しかしこの掟は仮の姿で、本当は親族の裏切りをあぶり出し処分するものであった。

しかも結婚する相手は、絶大な影響力を持つ東北の老人の孫娘「御前一十三」と

決まっていた。

憤慨し反発する「一平」だが、次第に「一十三」に惹かれてゆく。

「一十三」の祖父の遺言は、彼女が選んだ夫を後継者にするというもの。

「一平」を含む7名の候補者に「一十三」が言った。

『皆様にプレゼントをしていただきたいんです。

大きいものでも、小さいものでもなんでもいいんです。

その中から私が最も気にいるプレゼントをしてくださった方を、

私の主人として選びとうございます』と。

「一平」を除く6名は、あらゆる地位、名誉、お金に関係したものを提供。

しかして、「一平」は何を?

「一平」は、安田家の跡継ぎの座ばかりではなく、安田家からの除名を申し出、

一人で全日本剣道選手権に挑戦し、優勝する。

観戦に来た「一平」の祖母がつぶやく。

『そうかそうか。自分一人だけの力で日本一か!

それが何よりじゃ。何より一等すごい!

素っ裸の日本一か一平...。偉いぞ。偉い!』

そう!「一平」がプレゼントしたのは、自分自身の汗。

その時「一十三」は思った。

“おじい様が私に出した命令は、一平様をたった一人でも世界に通用する

日本人にせよという事でした”

 

長い引用になってしまったが、“幸福の青い鳥”が身近にあったように、

人間として、人間らしく生きる究極の実在は自分自身の中にある。

「心の成長」を日々積み重ねていきたいものである。