私は政治についてはほとんどと書かないことにしているが、あまりにも腹立たしいの
で書くことにした。これが2度目である。最初は“偽メール”での永田元議員の時。
今国会では柳沢大臣のいわゆる「不適切発言」(※2回 あえて言葉は書かない)に
与党の一部、野党からかなりの集中砲火を浴びせられている。
※「集中砲火」も本来不適切引用ですが...。
確かにあのワンフレーズは、女性を侮辱する言葉であり大臣としての引用語として
は、まさしく不適切だ。
しかし、講演会での発言の主旨の流れ・国会答弁内容のながれから、辞任を勧告す
るほどのものかはちょっと待てよというのが私の結論である。
ましてや、国会議員の本来の職務を果たさず審議拒否はいかがなものか。
“偽メール”の時も同じようなことを書いたが、辞任を求めるのであれば不信任決議
案を提出し、粛々と本来の審議をすればいいことである。
それこそ税金の無駄使いだ!!
それとマスコミにもあきれる。前からそういう傾向はあるが...。
とくにTVが多いのであるが、局アナやニュースキャスターが原稿内容やニュースの
説明時の発言・引用が誤っていた時に必ず繰り返されるのは、「不適切な表現」でし
たのお詫びだけで終わりである。
確かに大臣である公人とマスコミのアナウンサー・ニュースキャスターは比べられな
いかもしれないが、今はマスコミもある意味かなりの力を持つ。
だからこそワンフレーズだけの報道はするべきでない。
ましてや民主党菅代表代行が、先の愛知県知事選での告示日(1/18)に名古屋
で行なった演説で、柳沢大臣と似た様な引用をしている。
(1/19付朝日新聞名古屋地方版)
あまりTVでは報道されていないし、採り上げないようにしているのか。
政治家としての資質、品格、女性に対する考えはどちらも五十歩百歩である。
いや、片方は少子化対策の大臣であると言われれば反論できないが...。
言葉尻の応酬は、やがて必ず政治不信を招く。
過去何度も同じ事をしてきて...。政治家の諸君!いい加減学習しろよ!
選挙のたびの“政争ロードショー”は見飽きたよ!
ついでにもう一つ言いたいことあり。
野党は「格差」「格差社会」を連発している。確かに政治は社会的弱者に光を当て、
救済の手を差し伸べる事は大事であり任務であろう。
しかし、国会での「格差」論議を聞いていると、あまりにも「所得格差」のみの論議が
行なわれているようでいささか不満である。
小泉元総理が以前国会の答弁で使用した、いわゆる「人生いろいろ」ではないが、
※これも蔑視の言葉ではないが不適切引用だったから批判された
少々所得が低くても、人間的生き方に豊かさを持っている人は少なくない。
確かに所得が少ないより多いほうがいいに決まっている。
人生で一番大事なものは?と問われた時に、お金と答える人は少ないだろう。
「所得格差」は相対的なものであり、「人間的生き方」は絶対的なものである。
同様にマスコミにも同じようなことを言いたい。
「勝ち組」「負け組」=「格差」だよね。
片方で「格差社会」の是正を叫んでおいて、片方で「勝ち組」「負け組」をあおって
いるのは何じゃらホイ!
政治家もマスコミも安易な「格差」論議をしないでほしい。
一般庶民の努力、勤勉を軽んじ「妬み」を助長する社会を招いてしまいかねない。
すでにその様相を呈しているが...。
いつもより長い書き込みになってしまったが、あまりにも腹立たしかったから。
不適切な表現があったらごめんなさい
愚痴はこのぐらいにして、元気になることを...。
と言うより、庶民のささやかな抵抗・再チャレンジ・知恵が詰まっています。
第一生命のサラリーマン川柳コンクール入選作100編が発表された。
川柳は時代の反映。世の中を皮肉ったり、笑い飛ばしたり、人を元気にさせる。
人間捨てたものではないのです。民衆は力強いのです。
だから自分から元気になることを発信していかなかったら、何事も変わらない。
いいなと思った川柳を何篇か。
脳年齢 年金すでに もらえます (満33歳)
定年後 メシ・フロ・お茶は 妻の声 (静子)
飲もうかと 言えば部下すぐ 車です (小玉虫)
妻は待つ!! 年金半分 掴むまで (ヒロ君のパパ)
下校時に 孫に声かけ 逃げられる (飛翔)
「無理するな」 本心だったら 休暇くれ (気弱な亭主関白)
やっと出た 年金さえも この格差 (弘です)
登校を しぶる息子は 現役教師 (スクールカウンセラー)
この景気 回って来ないぞ 給与には (いざ凪景気)
代行車 飲み代よりも 高くつき (働く男)
妻タンゴ 息子はスノボ 俺メタボ (ダメ親父)
残業代 欲しくはないです 帰らして (お疲れ社員)
犬はいい 崖っぷちでも 助けられ (オレも崖っぷち)
「教えません」 妻の小遣い グレーゾーン (1万円亭主)
妻・子・俺 格差社会は 我が家にも (ひら夫)
帰りたい 我が家ではなく あの頃に (ノスタル夫)
TV・新聞も「事件」「個人の覗き見」だけでなく、もっともっとみんなが元気になること
を報道してよ!今の社会には沢山あるんだから