投票日まで一週間足らずとなりました。
相変わらず消費税10%ばかりが、前面に出た議論ばかり。
あくまでも消費税は、「強い財政」「強い経済成長」「強い社会保障」のセットを
全体で議論する上での、最終手段でしかない。何で一番最初の入り口なの?
さらに最近示された「強い」3点セットの新戦略・中間報告を見てみると、目標はある
が具体的な財源試算が示されていない。
※2015年基礎財政収支のGDP比赤字半減、2020年黒字化。
そもそも、来年度予算を今現在考えたときに、国債44兆円抑制のしばり。
来年度マニフェスト実現分。社会保障費増分。これらで約12兆円不足。
この時点で、消費税増税分5%では追いつかない。
さらに、上記の目標を達成するためには、2020年で約21兆円不足。
また、月額7万円の最低保障年金の創設には、19兆円もの新規財源が必要。
要するに、消費税の議論を呼びかけても、全く意味をなさない。
3点セット全体のビジョンを、民主党が具体的政策を示し、野党に対案を求め、
それで与野党協議をするのが、政権与党の基本姿勢と思うが。。。
ともかくも、国会議員は年間2000万円もの報酬が、我々国民の税金から
支出されている。国民のために働かない国会議員は、一番のムダである。
今回の参院選で選ばれる国会議員の任期は6年。
1億2千万円のムダが出ないようにしっかり見極めたい。
即戦力にならない立候補者は、その時点でカットだね。
さらに、民主党は先の衆院選でのマニフェストに記載された重要政策が、
今回は削除されたり、修正されたものが多すぎる。
しかも、消費税10%のように唐突に発言されるに至っては。。。
【アサヒコム】 http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
【毎日jp】 http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100705k0000m070114000c.html