短歌
東部ブロック 木曽 英子
・やまあひの村に子宝とどけむむかまぎれ鸛(こふのとり)二羽があそべる
・旅の予定かがみのまへに装へど所詮木の葉蛾蝶にはなれず
・三次なる「風土記の丘」に草もえて古墳の仔細雨にけぶれり
広島ブロック 高野 和子
・癌検診の結果聞くまを地階より風を起こせる大き音する
・ゴールせしのちふわふわとさまよいて発条(ばね)のびしごと選手倒れぬ
・いっせいに夏草刈られ堤防に犬呼ぶ少年の声透りくる
呉ブロック 吉本 良典
・宵の秋灯火(あかり)消えたる裏庭に鈴虫の音のはげしく聞ゆ
・山の端大きく出づる中秋の名月めでつ妻と歩みて
・秋の宵古き町並み竹灯ろうほのかな灯火(あかり)に人影の歩む
広島ブロック 中野 坦子(家族)
・忙しき合間(あいま)をぬいて看(み)てくれぬ娘と交わす言葉おだやか ーー夫は身障者ーー
・二児の母となりし娘とその夫(つま)交わす言葉にあたゝかさ満つ
・台風のニュースながるる裏山の樹々は葉裏みせてざわめく
東部ブロック 木曽 英子
・やまあひの村に子宝とどけむむかまぎれ鸛(こふのとり)二羽があそべる
・旅の予定かがみのまへに装へど所詮木の葉蛾蝶にはなれず
・三次なる「風土記の丘」に草もえて古墳の仔細雨にけぶれり
広島ブロック 高野 和子
・癌検診の結果聞くまを地階より風を起こせる大き音する
・ゴールせしのちふわふわとさまよいて発条(ばね)のびしごと選手倒れぬ
・いっせいに夏草刈られ堤防に犬呼ぶ少年の声透りくる
呉ブロック 吉本 良典
・宵の秋灯火(あかり)消えたる裏庭に鈴虫の音のはげしく聞ゆ
・山の端大きく出づる中秋の名月めでつ妻と歩みて
・秋の宵古き町並み竹灯ろうほのかな灯火(あかり)に人影の歩む
広島ブロック 中野 坦子(家族)
・忙しき合間(あいま)をぬいて看(み)てくれぬ娘と交わす言葉おだやか ーー夫は身障者ーー
・二児の母となりし娘とその夫(つま)交わす言葉にあたゝかさ満つ
・台風のニュースながるる裏山の樹々は葉裏みせてざわめく
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