川柳 広島ブロック 川柳同好会
(兼題) 「贈る、自由」
・山染まる四季の恵みの贈り物 三田 勝子
・この平和犠牲者からの贈り物 熊代 満夫
・若者に贈る言葉は思いやり 高橋 利彦
・贈り物後からすごいつけが来る 坂本 功
・新聞のチラシが主婦の目を肥やし 屋敷 正善
・エレベーターみんな無言で数字追い 古沢 正子
・復党は最初元気であとさびし 長 宏行
・老いゆえか夜の長さをもてあます 河村 繁子
・夢みたい保険のCM耳にたこ 栗栖美枝子
(兼題) 「贈る、自由」
・山染まる四季の恵みの贈り物 三田 勝子
・この平和犠牲者からの贈り物 熊代 満夫
・若者に贈る言葉は思いやり 高橋 利彦
・贈り物後からすごいつけが来る 坂本 功
・新聞のチラシが主婦の目を肥やし 屋敷 正善
・エレベーターみんな無言で数字追い 古沢 正子
・復党は最初元気であとさびし 長 宏行
・老いゆえか夜の長さをもてあます 河村 繁子
・夢みたい保険のCM耳にたこ 栗栖美枝子
短歌
東部ブロック 木曽 英子
・やまあひの村に子宝とどけむむかまぎれ鸛(こふのとり)二羽があそべる
・旅の予定かがみのまへに装へど所詮木の葉蛾蝶にはなれず
・三次なる「風土記の丘」に草もえて古墳の仔細雨にけぶれり
広島ブロック 高野 和子
・癌検診の結果聞くまを地階より風を起こせる大き音する
・ゴールせしのちふわふわとさまよいて発条(ばね)のびしごと選手倒れぬ
・いっせいに夏草刈られ堤防に犬呼ぶ少年の声透りくる
呉ブロック 吉本 良典
・宵の秋灯火(あかり)消えたる裏庭に鈴虫の音のはげしく聞ゆ
・山の端大きく出づる中秋の名月めでつ妻と歩みて
・秋の宵古き町並み竹灯ろうほのかな灯火(あかり)に人影の歩む
広島ブロック 中野 坦子(家族)
・忙しき合間(あいま)をぬいて看(み)てくれぬ娘と交わす言葉おだやか ーー夫は身障者ーー
・二児の母となりし娘とその夫(つま)交わす言葉にあたゝかさ満つ
・台風のニュースながるる裏山の樹々は葉裏みせてざわめく
東部ブロック 木曽 英子
・やまあひの村に子宝とどけむむかまぎれ鸛(こふのとり)二羽があそべる
・旅の予定かがみのまへに装へど所詮木の葉蛾蝶にはなれず
・三次なる「風土記の丘」に草もえて古墳の仔細雨にけぶれり
広島ブロック 高野 和子
・癌検診の結果聞くまを地階より風を起こせる大き音する
・ゴールせしのちふわふわとさまよいて発条(ばね)のびしごと選手倒れぬ
・いっせいに夏草刈られ堤防に犬呼ぶ少年の声透りくる
呉ブロック 吉本 良典
・宵の秋灯火(あかり)消えたる裏庭に鈴虫の音のはげしく聞ゆ
・山の端大きく出づる中秋の名月めでつ妻と歩みて
・秋の宵古き町並み竹灯ろうほのかな灯火(あかり)に人影の歩む
広島ブロック 中野 坦子(家族)
・忙しき合間(あいま)をぬいて看(み)てくれぬ娘と交わす言葉おだやか ーー夫は身障者ーー
・二児の母となりし娘とその夫(つま)交わす言葉にあたゝかさ満つ
・台風のニュースながるる裏山の樹々は葉裏みせてざわめく
東部ブロック福山むつみ俳句会
〇 姿見の 湖面見返えし 山粧う 井上 重雄
〇 松笠の カサカサ鳴るよ 秋風裡 大平 康子
〇 冬の虫 不整脈のまま 生きており 岡部 泰行
〇 風を着て 粧う山と なりにけり 倉田 里子
〇 赤帽の 地蔵に降る 黄の銀杏 土屋 珠子
〇 蛇円蔵 壬従く山波 粧おいて 中井 敏夫
〇 校庭の 桜紅葉や 天に映ゆ 平井 康江
〇 新米を 供えて長く 座す仏間 藤井 トミコ
〇 古希祝う 今夜は二人で ぬくめ酒 藤井 富志子
〇 柿落葉 添えて今夜の 粋な膳 藤原 泰江
〇 病む足に はやも秋冷 つきまとう 松本 文子
〇 朝の日を 紅葉透かして 坂降る 横山 ノブ子
広島ブロック 安富 正則
○ 冬に入る 水の底なる 本籍地
○ 冬日蹴り グランドゴルフ 喜寿の坂
〇 姿見の 湖面見返えし 山粧う 井上 重雄
〇 松笠の カサカサ鳴るよ 秋風裡 大平 康子
〇 冬の虫 不整脈のまま 生きており 岡部 泰行
〇 風を着て 粧う山と なりにけり 倉田 里子
〇 赤帽の 地蔵に降る 黄の銀杏 土屋 珠子
〇 蛇円蔵 壬従く山波 粧おいて 中井 敏夫
〇 校庭の 桜紅葉や 天に映ゆ 平井 康江
〇 新米を 供えて長く 座す仏間 藤井 トミコ
〇 古希祝う 今夜は二人で ぬくめ酒 藤井 富志子
〇 柿落葉 添えて今夜の 粋な膳 藤原 泰江
〇 病む足に はやも秋冷 つきまとう 松本 文子
〇 朝の日を 紅葉透かして 坂降る 横山 ノブ子
広島ブロック 安富 正則
○ 冬に入る 水の底なる 本籍地
○ 冬日蹴り グランドゴルフ 喜寿の坂
サークル俳句の会 呉若葉会
11月の投稿です。
間引菜の 虫を死なせぬ 愛情を 伊勢田 忠
案内図 見る肩越しに 一葉散る 大藤 東
コスモスの 風にゆれてる 肩車 実近 俊一
秋の耕 一気に成せぬ 身となりし 高橋 周夫
名月の 森羅万象 染みわたる 中丸 聆子
湯浴する 窓一杯の 鰯雲 藤川 守登
蜻蛉舞ふ 学園祭は 楽鳴れり 山本 好子
11月の投稿です。

間引菜の 虫を死なせぬ 愛情を 伊勢田 忠
案内図 見る肩越しに 一葉散る 大藤 東
コスモスの 風にゆれてる 肩車 実近 俊一
秋の耕 一気に成せぬ 身となりし 高橋 周夫
名月の 森羅万象 染みわたる 中丸 聆子
湯浴する 窓一杯の 鰯雲 藤川 守登
蜻蛉舞ふ 学園祭は 楽鳴れり 山本 好子