現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「ゲノム編集」って なに?

2019-07-14 21:16:13 | 虚無僧日記

実践倫理宏正会の会報「倫風」トップ記事「時代を読む」は なかなかためになる。

8月号では「遺伝子を操作できる時代の到来」と題して「ゲノム編集」について。

「ゲノム編集」なるもの初めて知った。

「遺伝子組み換え」とは違い、誰でも簡単に確実にできるという。

すでに野菜や家畜、魚の遺伝子改変はこれまでの何倍ものスピードで進み、

肉付きのよいマダイや角のない牛、芽に毒素を含まないジャガイモといった

「ゲノム編集生物」が生み出されているそうな。

人間の体細胞の遺伝子を改変して病気を治そうとする「ゲノム編集治療」の試みも、

急速に進展しているとのこと。

「病気を根本的に治すことにつながるかもしれない」という期待がある一方で、

やがては「人間の改変」や「人間の選別」、さらには「未知の生物の創造」に

つながるのではないか、という懸念がある。

映画「ジラフィック・パーク」で見たように、恐竜を生み出すこともできるのだろうか。

 


「実践倫理宏正会」と「法人倫理研究所」

2019-07-10 09:53:44 | 虚無僧日記

法人倫理研究所」は、丸山敏雄1945年昭和20年)に創立した民間団体。

2013年平成25年)9月2日一般社団法人となる。法人企業の経営者を対象に

家庭、地域、企業活動を通じて日本を創造的に再生することをめざしている。

会員企業数は6万8,541社。47都道府県に、市、区、町村単位で681ヵ所に

法人会がある。個人会員を対象に「家庭倫理の会」も組織していて、会員数は

16万1,449人。

 https://youtu.be/KdvL9Q10Fzc

これに対して、丸山敏雄と決別した上広哲彦が1946年(昭和21年)に

設立したのが、「実践倫理宏正会」。こちらは家庭の主婦層がメインで

全国1000カ所に会場があり、毎朝5時から「朝起き会」を行っている。

その「朝起き会」に参加している人は、1会場平均50名として5万人。

その彼女たちが毎日頒布と称して、会報「倫風」(200円)を持って

普及にはげんでいる。会報をお届けしている先の数が一人20冊として

100万人と推定される。

 

私は「法人倫理」と「実践倫理」の双方に顔を出している。

「法人倫理」の方は「社業発展のため」という目標があるから

具体的で、勇ましい。この会を非難中傷する人はいない。

ところが「実践倫理」は、普及の仕方が一般の人からは“独善的”とみられ、

非難中傷の的となっている。それは残念なこと。今会長が代わり、

過去の反省から改革を推進している。

動画は先代(2代目)会長「上広栄治」13年前の映像

 https://youtu.be/RTWSe6Xfq_s

 

 

「今日一日、ほがらかに安らかに、喜んで進んで働きます」

という標語は双方で共通して使っている。

 https://youtu.be/kz19MmLYvLA


ヒェぇ、そうなんだ「諏訪大社」はイスラムの信仰

2019-07-04 11:40:03 | 虚無僧日記

諏訪大社の「御柱祭」は 申年に行われる。今年だ。

諏訪大社は「守屋(もりや)」という山が御神体。「御柱祭」は有名だが、

かつて「御頭祭」というのがあった。こちらの方が諏訪大社の重要な

祭りだった。「御頭祭」の神は「みミサクチ」の神といわれる。

「御頭祭」は、少年を木に縛り付け、神官が湾曲した刀でもって、

その少年を殺そうとすると、別の神官が止めにやってくる。そして

少年の代わりま鹿の首を切って生贄(いけにえ)として神に捧げる

というもの。

さて、これは、旧約聖書の「創世記」に書かれている「イサクの奉献」の話

そのままなのだ。旧約聖書では、神(ヤハウエ)が、イスラエル人の父祖

アブラハムに、息子イサクを連れてモリヤの山に来るよう命じる。そこで、

イサクを生贄として捧げよと。アブラハムはわが子イサクを刀にかけようと

する瞬間、神は「それまで」とSTOPをかける。アブラハムの神への忠誠を

試したのだ。そしてアブラハムは羊を生贄として捧げる。

驚くことに、後のイスラエルの地は「モリヤ」と呼ばれていた。諏訪大社の

御神体である山も「守屋」。御頭祭で祭られる神の名は「みさくち」。

「み ぃさく・ち」は「御イサク」が変化したようだ。

生贄として捧げる鹿は、耳が裂けている。聖書では角を木にひっかけて

あがいていた雄羊で、これは神が捕らえて授けてくれたものと解釈されている。

日本では羊はいなかったため、角のある鹿が代用された。

このほか、古代イスラエルと日本は実によく似ている。

柱(はしら)は 古代ヘブライ語で 「アシュラ」。そして神社の鳥居、

手水、狛犬(獅子)、拝殿、本殿の配置、偶像は無いことなどなど。

日本の神道とイスラエルの信仰と極似ているのだ。

 

 

 


祖父森 治郎

2019-07-01 21:20:28 | わが家のこと

ある日、ある宗教団体のご婦人が勧誘に来られた。
霊感の強い方で、父と祖父の写真を見て、突然
ハラハラと涙を流された。

理由を尋ねると、「お父様は幸せな方でしたが、
お祖父様は、淋しい方でしたね。供養してあげて
ください」という。

言われてみれば、私は祖父の名前も顔も知らず、
墓参りもせずに過ごしてきていた。

このほど、父がの書き遺してくれた系図で、
私の祖父のことが判った。祖父は「森 治郎」。
明治3年生まれ。牧原春の二度目の婿養子で、
私の父が生まれて1年半後の大正8年に亡くなって
いる。

当家は、代々養子でつながれ、養子を迎えても
すぐ死んでしまうのだ。

森治郎は、なんと、東京で「第15銀行」と
「仁寿生命」に勤めていたことがわかった。
私も千代田生命に就職したが、祖父と同じ道を
辿ったことになる。

森治郎には連れ子がいたので、先妻がいて、
死別したのか、再婚ということになる。
その子は、障害者で、19歳で亡くなっている。
供養してあげるのは私だけ。
親、祖父母、先祖のことを思い敬うことで、
「先祖が自分を見守ってくれている」ということを
実感する。