現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「仲代達矢」の祖父はスパイと旅役者

2019-07-30 03:12:46 | 虚無僧日記

昨日(7/29)NHK「ファミリー・ヒストリー」で俳優の「仲代達也」。

そのためか、私のブログで 2015/6/3に 書いた記事がアクセス100件ほど

あった。2015年の記事は 次のように書いている。再掲

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読売新聞 6/2 「時代の証言者」に「役者の条件」というタイトルで

俳優の「仲代達矢」氏の生い立ちが書かれている。

父親の「仲代忠雄」は、茨城県長竿村の豪農の長男だったが、

なんと、祖母が旅役者と道ならぬ恋をして生まれた不倫の子。

だから「仲代達矢」は役者の血を引いていたことになる。

その父は、長男なのに家を飛び出して東京に出た。

そして二度目の妻「愛子」の祖父の秘密。なんと中国で

スパイ活動をしていた、愛子が生まれてすぐの時に銃殺された

とのこと。

その後が驚いた。仲代達矢は1932年(昭和7年)に、目黒区の

五本木で生まれたとのこと。私の実家のすぐそば。私は1948年

戦後の生まれ。

「仲代達矢」氏は、私のもっとも好きな俳優です。

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昨晩のNHKでは、祖父が「祖母が旅役者と道ならぬ恋をして生まれた不倫の子」

という話は出なかった。叔父がバンドでアコーディオンを弾いていて、若い時

その荷物持ちを手伝っていたという話はあった。ストリップ劇場にも出入りしていたとか。

 

妻「愛子」の祖父の話は、仲代氏は「中国でスパイ活動をしていて銃殺された」と

聞いていたようだが、NHKの調査では「測量技師として送り込まれ、

川に橋を架けるいざこざに、たまたま通りかかって、村の人たちの誤解から

襲われたとのこと。

仲代氏の「日本人は顔を洗う時、手を動かすが、中国人は顔の方を動かすので

日本人とバレてつかまった」という話は以前にも聞いたことがある。

なるほど確かに、中国人は顔を動かす。

私の父の遺品の中に、中国の戦闘の時の詳細な地図がある。このような地図が

日露戦争当時から多くの日本人が極秘に派遣され、徒歩で歩いて測量して

作られていたことに驚き。

 

さて、仲代氏が生まれた場所の当時の地図もNHKで写しだされた。

なんと「目黒区五本木の五本木稲荷(十日森神社)のすぐ近く。

私の生家と100mも離れていないところだった。

 

NHKでは話されなかったが、祖父が中国で不業の死を遂げたことと

仲代氏の代表作、映画の「人間の条件」の最後のシーンが重なる。

「人間はどう生きるべきか」を役者として貫いてきたテーマという

言葉の意味を重く感じられた。