現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「ゲノム編集」って なに?

2019-07-14 21:16:13 | 虚無僧日記

実践倫理宏正会の会報「倫風」トップ記事「時代を読む」は なかなかためになる。

8月号では「遺伝子を操作できる時代の到来」と題して「ゲノム編集」について。

「ゲノム編集」なるもの初めて知った。

「遺伝子組み換え」とは違い、誰でも簡単に確実にできるという。

すでに野菜や家畜、魚の遺伝子改変はこれまでの何倍ものスピードで進み、

肉付きのよいマダイや角のない牛、芽に毒素を含まないジャガイモといった

「ゲノム編集生物」が生み出されているそうな。

人間の体細胞の遺伝子を改変して病気を治そうとする「ゲノム編集治療」の試みも、

急速に進展しているとのこと。

「病気を根本的に治すことにつながるかもしれない」という期待がある一方で、

やがては「人間の改変」や「人間の選別」、さらには「未知の生物の創造」に

つながるのではないか、という懸念がある。

映画「ジラフィック・パーク」で見たように、恐竜を生み出すこともできるのだろうか。