現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

朝起会

2009-01-16 07:43:12 | 心の問題
「朝起会」は社会の縮図だ。何不自由ない生活の人から、
社会の底辺にうごめく人までいる。

公園でホームレスをしている人まで、はいってきて困った
ことがあった。早朝4時から6時まで暖がとれるからだ。
会員仲間が服を用意したり、職を斡旋したり、一年間いろ
いろ面倒みたが、やがて来なくなった。自立したのか、
ホームレスに戻ったのか、後は本人の意識の問題だ。

交通事故で半身付随となり、働くこともできず、身寄り
もなく、生活保護を受けている人もいる。毎朝、不自由
な身体でもきちんとYシャツにネクタイを締め、スーツ
を着て、1時間以上かけて歩いてこられる。彼にとっては
朝起会場だけが社会と接する場なのかもしれない。つつまし
やかで真摯な態度に、我々は胸を打たれる。一度帰りに車で
家まで送ってあげた。(そのような親切は不要だったと後で
気づいたのだが)。狭い市営住宅に、冷暖房も家具も無く、
清貧な生活ぶりだった。こういう人にこそ生活保護はある
べきだと思う。

自分も決して豊かでないのに、生活困窮者を親身になって
世話している人もいる。弁当を弁当を差し入れたり、区役所や
民生の相談窓口に付き添ったり、“お人よし”とも思える
くらい、自分を捨てて、世のため人のために生きている。
人間とはかくも美しいものかと思う。

「会の運営にと1,000万円を寄付した」と噂される人もいる。
本人は口にしない。あくまで噂だ。そんな噂話を聞くと、
会員以外の人からは「やっぱり邪教だ、危ない危ない」と、
非難する声もネット上にあふれている。

いろいろ見聞きして思う。「1,000万寄付して、本人は満足
しているのだから、いいじゃないの」と。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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