現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

虚無僧はヒーロー?

2009-07-13 16:18:14 | 虚無僧って?
江戸時代にはいって一世紀。文楽や歌舞伎の戯作者が虚無僧を
どのように見ていたのか。江戸浅草には、 虚無僧寺青梅鈴法寺と
下総小金一月寺の出先機関があった。当時すでに「家康公の
お墨付」とやらを振りかざして、虚勢を張ってた。

歌舞伎で『仮名手本忠臣蔵』を上演するにあたっては、役者が
浅草の虚無僧寺の出先に挨拶に訪れ、金を収めて、天蓋と法器
(尺八)の使用許可を求めなければならなかったという。

こうして、歌舞伎で加古川本蔵が虚無僧として登場することに
よって虚無僧姿が錦絵に描かれ、虚無僧は人気のヒーローと
なったのだった。歌舞伎18番の『助六』も、背中に尺八を差した
虚無僧もどき。『白波五人男』も尺八を持っている。

江戸時代の虚無僧は、ひと時、ギターを抱えたロカビリー歌手、
プレスリーか石原裕次郎だったのだ。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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