現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

日本の仏教は 極少数派

2015-05-10 23:08:42 | 虚無僧日記

世界の大半は、唯一絶対なる神を信仰している。

キリスト教、イスラム教、ユダヤ教が信仰する神は、実は同一の神。

創造主としての神「ヤハウエ」を信仰しているのである。

その「唯一絶対なる神」の存在を認めないのは、仏教と共産主義。

ただし、仏教は神の存在を積極的に否定しているわけではない。

仏教は本来「釈迦如来」の信仰だったのが、インド古来の宗教

ヒンズー教から離れることができず、ヒンズー教の「輪廻転生」や

「インドの諸神」をとりいれてしまった。日本ではさらに山伏の

山岳信仰とも融合。そして、如来のトップとして「大日如来」を

創造するに至った。大日如来こそ、「太陽神」であり、キリスト教に

すりよった創造主(神)といえる。

虚無僧はこの「大日如来」を本地仏と仰ぐ。つまり唯一絶対なる

神を信じるキリスト教の一派なのだ。

 


東南アジアはイスラム圏

2015-05-10 22:46:29 | 虚無僧日記

東南アジアにおける仏教は、ミャンマー(国民の約90%)、

タイ(95%)、ラオス(90%)、カンボジア(95%)。

しかしこれらの国は、小乗仏教(出家して悟りを開いたものだけが、

煩悩から解脱して救われるという教え)であって、日本の大乗仏教とは

異なる。

もの皆すべてに仏性が宿る。悉皆有仏性、衆生済度。出家して

修行しなくとも極楽往生できるという大乗仏教は、結局日本だけ。

 

イスラム教は、東南アジアで最大の勢力を誇る宗教であり、

インドネシアは(国民の約90%)、世界で最多数のイスラム教徒の国。

マレーシアも(国民の約50%)。

キリスト教。フィリピンは、国民の約90%がキリスト教。

 

中国、ベトナム、北朝鮮は、共産国のため、無宗教であって、

仏教国ではない。

 

そして、インド、ネパールは ヒンズー教国なのである。


今、宗教の復活 

2015-05-10 21:32:12 | 虚無僧日記

私は、子供の頃、小学校の教師から「仏教では、因果応報と説く。
身体障害者を見ると、親の因果とか、先祖の因果で ああなった
などと云う。これは 怪しからんことだ」と 教えられた。
戦後、日本の因習・文化がすべて否定された時代だった。

文部省選定映画『福沢諭吉』では、諭吉が子供の頃、
祠(ほこら)の中の石を、路傍の石と取り替えても罰が
あたらなかったという逸話が、ことさら衝撃的だった。

こうして、学校教育の現場で、神仏への畏敬の念を
こき下ろす指導がされた。

東京では、ほとんどの家で、神棚も仏壇もない。

だが、名古屋に来て驚いたのは、どこの家庭にも立派な
仏壇がある。毎月一度は「おっす様」と呼ばれる檀家寺の
お坊さんに来ていただいて、お経を唱えていただく。
月始と15日にの2度は、氏神様や檀家寺にお参りに行く。
毎朝行く人も少なくない。

戦後、新興宗教が 雨後の筍のごとく芽生えた。中には
いかがわしいものも多く、マスコミは こぞって
「新興宗教はいかがわしい」という論調である。

しかし、今なぜか宗教ブームである。ロシア正教が一世紀に及ぶ
ソビエト連邦統治下で、徹底的に弾圧破壊にもかかわらず、
復活してきたのと同じ。宗教に救いを求める人、宗教を
生きる糧とする人が多いということだ。