現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

日本では古来喪服は白だった

2013-11-18 22:01:34 | 社会問題
中日新聞 11/18 夕刊。「黒猫はもともとは良い猫」は
目から鱗。

日本では江戸時代まで喪服は白だった。黒猫も魔よけとして
飼われていた。喪服が黒になり、黒猫が不吉とされたのは
明治以降、西洋文化がはいってきた影響とのこと。

これも驚き桃の木。たしかに田舎での古いしきたりに
のっとった葬儀は、白の麻の裃(かみしも)を着ていた。
以前、NHKの大河ドラマで、(「新撰組」だったか)
葬儀の場面で、みな普段の着物のままで、誰も黒の喪服を
着ていないので奇異に感じたことがあった。時代考証で
正しかったのだろうか。

『八重の桜』で、西郷邸で自刃した婦女子は、みな白むく
でした。たしかに、江戸時代まで喪服は「白」だったのだ。
名古屋では、熱田神宮をはじめ神社の幕は、結婚式でも
「黒白」。これには驚いたが、黒は日本では古来「不吉」な
色ではなかった。今はじめて納得。

奨学金って返すものなの?

2013-11-18 21:34:20 | 社会問題
奨学金訴訟 8年で106倍 専門家「強引な回収、本末転倒」(産経新聞) - goo ニュース

この不況下、卒業してもまともな就職ができず、奨学金を
返済できない人が増えているとか。

滞納者は約33万人、滞納額は876億円。ブラックリストに
登録され、カードが使えなくなるという問題が生じている。

海外では、「奨学金」というのは「返還する必要は無い」もの
だけだそうだ。日本のように3%もの利息をつけて返済する
というのでは、サラ金と同じだという声も。

「社会に出た時点で 数百万の借金を抱えているというのは
健全ではない」と。

早稲田大学の池田清彦教授は「奨学金取り立ては国家的詐欺」
だと憤る。

「奨学金は本来は国家有為の人材を育成するために、優秀な学生を
支援するためにはじまった。成績優秀で、貸与ではなく返還義務が
ない給付奨学金がもらえるならばともかく、学問に興味はないし、
勉学に励むつもりもないのに、みんなが行くから私も行きたい
という理由だけで、借金までして大学に行ったことが、そもそもの
誤り。そういう学生が多いのではないか、はっきり言ってサラ金で
お金を借りてパチンコしているの変わらない」。とズバッ!


「貧乏人が必ずしも破産するとは限らない」は けだし名言。
私など年収が1千万以上ありながらカード破産したのだから、
学生のうちから、奨学金という安易な借金に騙されないよう
教育することも大切じゃのォ。