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現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

日本一暑い町多治見

2008-07-27 01:49:40 | Weblog
多治見で39.0度、この夏全国一を更新(朝日新聞) - goo ニュース

岐阜県多治見市。名古屋から中央線で30分。
丘陵地なのだが、名古屋のベットタウンとして、
乱開発が進み、台地の上は新築の家でびっしり
覆いつくされている。
多治見は美濃焼きの産地なのだが、知る人ぞ知る
の地味な町だった。それが近年「日本一暑い町」
として全国的に有名になってしまった。

昨日7/26、39℃で今年最高を更新。去年の8/16は
観測史上最高の40.9°Cを記録。37℃以上の日の
日数でも一昨年「日本一高温の町」となった。
市では「日本一暑い町」を逆手に観光誘致活動を
行なうとか。8/3花火大会。

実は、昨年夏、虚無僧で周った。とにかく暑かった。
高台まで坂道を上るのもフーフー。しかし、やっと
上りつめても、新興住宅街は、みな門を閉ざし、窓
も閉め、クーラーの音だけが空しく響く。尺八吹けど、
人一人出て来ずだった。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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国鳥ってキジ?

2008-07-19 07:44:32 | Weblog
今日は書く記事が無くて「雉(きじ)」の話。

「竹島問題で怒りの韓国、日本の国鳥キジ(雉)を撲殺」
のきじ(記事)。竹島を『学習指導要領』で明文化した
ための反発。せっかく韓流映画で、日韓友好の兆しが
見えたのに、まさに「雉も鳴かずば打たれざらまし」。
生きたまま撲殺された雉には、かわいそうなことした。

それにしても、「雉」が日本の国鳥とは知らなんだ。
ネットでも、おバカな解答に「烏、雀、鳩、鵜、鴇、燕、
鳳凰、火の鳥、美空ひばり」とあって、正解の雉は無い。

日本人でも一般に知らないものを、韓国人は、よくぞ
知っていたものだ。ネットで調べてみれば、「雉は、日本
全土に分布する日本固有種」とのこと。雉が韓国にいた
のも不思議。植民地政策で韓国にも放鳥したのか? と
なると、雉を敵視するのも解る。

ところで、韓国の国鳥は「かささぎ」だそうだ。カラスの
一種で、悪さをするので、「泥棒かささぎ」というオペラの
タイトルにもなっているそうな。イメージ悪!

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くうねるネット

2008-07-15 03:50:42 | Weblog
12時半に寝たのに、2時半には目が覚めた。
ブログ書きながら、睡魔に襲われると、コテン
と床に横になって寝ていまう。だいたい2、3
時間で目が覚める。起きてまたネット。
喰って寝て、またネット。くう、ねる、ネットだ。

今日は暑苦しくて起きたのではない。風の
涼しさに目が覚めた。ホントにガマンでき
ない暑さなんて1週間。

目が覚めた時、しきりに虫の声がしていたが、
今(3時半)聞こえない。虫も鳴く時間帯が決ま
っているのだそうな。もうお休みタイムか。
そろそろ下のママさんが、帰宅の時間。

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私は、朝起き会に行く時間。4時開門だ。


ロッキー青木

2008-07-15 03:24:48 | Weblog
ロッキー青木さん死去、「ベニハナ」創業者(読売新聞) - goo ニュース

ロッキー青木、憧れの先輩だった。

東京でも有名なステーキの『べにはな』の御曹司。
慶応高校でレスリング部に入り、大学の時、学生の?
世界選手権参加メンバーの一員として、アメリカに遠征。
私の記憶では、父親が団長に「息子をアメリカに置いて
きてくれ」と頼んだとか。彼は、アメリカに置き去りに
されたと、聞いた。

慶応を中退するなんてもったいないと皆思ったが、S35年
当時、アメリカに渡るのも大変な時代だったから、レス
リングの日本代表として渡米したことは、千載一遇の
チャンスだった。だから「もう帰ってくるな」となった。

学生の彼は、皿洗いをし、アイスクリームを売って資金を
貯め、『べにはな』の海外1号店を開業した。

大な鉄板の前に並んだお客のお皿の上に、ステーキを次々
に空中を飛ばして乗せていくというパホーマンス。まだ
日本人がアメリカ人にコンプレックスを抱いていた時代、
アメリカ人をあごで使う姿。門から建物まで何百メートル
もの広大な邸宅に、ロールスロイス、ベンツと何台もの
高級車。まさにアメリカンドリームを成し遂げた日本人
第1号として、TVで紹介されたのを今でも鮮明に記憶
している。

子供の頃から「放浪癖」のある私にとっては、アメリカ
放浪なんて、憧れだった。
「ビジネスはアート」「相手が求めるものを」という彼の
言葉に共感する。ロッキーもグロッキー。私の丁度10歳上。
私に残された時間は少ないと知る。

【略 歴】
1938年生まれ。
   慶応高校でレスリング部に入部。
1959年慶応大学在学中に、レスリングの日本選抜チームに選ばれ渡米。
   そのまま?(翌年再渡米?)アメリカ生活をスタート。
1962年から3年間、レスリングの全米選手権チャンピオン。
   ニューヨーク・ハーレム地区で、屋台のアイスクリーム屋をスタート。
1964年「べにはな」1号店を開業。現在世界に100店舗。
1975年バック ギャモン全米チャンピオンに。
1980年パワーボートレースで世界大会2位に。
1982年気球で太平洋横断に成功、世界記録を樹立。




熱帯夜

2008-07-14 22:44:55 | Weblog
今日も熱帯夜。もう寝た?いや。

野宿の訓練と、ベランダで寝ようとしたら
お隣りのクーラーがうるさくて寝れない。
クリャァ、ダメだ。

ほたる族。家の中で煙草を吸えないお父さん方、
ベランダに出て煙草を吸うのだ。

以前は、下の階の煙草の臭いが入ってくるので、
戸を閉め切っていたが、最近、ホタルがなくなった。
タスポのせいか?たすかるタスポ。

  夏の夜に、なくなるホタル、けむり消え
        人はさむしき われはうれしき

わいろ最中

2008-07-14 10:49:07 | Weblog
ネットで「賄賂」を検索して行き当たった。
『わいろ最中(わいろもなか)』
「静岡県牧之原市の土産菓子」とのこと。ゲェである。
「牧原」のイメージを下げてくれた。 以下コピー。

  同市の前身である相良は、田沼意次ゆかりの城下町。
  贈収賄にまつわるダーティな印象が強かった田沼意次
  (実際には、近年再評価が行われている)をあえて
  押し出すことにより、新奇さを狙った商品である。

  箱を開けると、「付け届けには饅頭にかぎるのう」と
  印刷された紙の下に、小判をかたどった最中がつめら
  れており、「したごころ」の表書きがある熨斗袋。

  牧之原SAにて毎週土曜日朝より販売されているものの、
  あっという間に売り切れる。郷土の有名人の悪評を逆手に
  取ったこの商品に、地元の評価はさまざまである。

と。この種のブラックユーモアは、私は大好きである。
ぜひ一度「わいろ最中」もらいたいものである。もなかは
「最中」と書くのも意味深。

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ペットボトル

2008-07-12 20:38:20 | Weblog
尺八を習いに来るお弟子さんたちのために
熱いお茶を出したり、ぬるくしたり、この
時期なら、冷たく冷やしたり、私なりに
いろいろ気を使う。「おいしいお茶ですね。
入れ方上手ですね」とでも云っていただけ
るとうれしい。お茶ひとつで会話がはずむ。
寺の小僧だった石田三成は、お茶の入れ方
ひとつで、秀吉に気に入られ、仕えるよう
になったのだ。

私に「気を使わせてはいけない」と、自前で
ペットボトルを買って来る人もいる。練習の
合間に、ボトルで飲む。私は気にしない性質
だが、こんな話が聞こえてきた。

ある格式の高いお茶会で、尺八の演奏を頼まれ
た若手の尺八家。演奏の合間にペットボトルで
お茶をがぶ飲みした。それが「品がない、お茶
会にふさわしくない」と、いっぺんに評判を下げ、
私の耳にまで聞こえてきた。ペットボトルのがぶ
飲みはマナー違反らしい。気をつけよう。

最近コンビニで缶ジュースやペットボトルを買う
OLは、ストローを要求するそうな。これは口紅
が取れるのを嫌うためとか。

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新撰組始末記

2008-07-11 22:48:42 | Weblog
司馬遼太郎の「新撰組血風録(1065)」「燃えよ剣
(1970)」で、新撰組ブームが巻き起こったが、
その前に火付け役になった作品が「新撰組始末記」。
こちらは、原作、子母沢寛で、1961年、中村竹弥が
近藤勇を演じた。それまでは、新撰組と云えば近藤
勇だった。栗塚旭の土方歳三以来、新撰組の主役は
土方に取って代わったのだ。

「菊は栄ゆく、葵は枯れる」芥川隆行の名調子で
始まる「新撰組始末記」は、その歌も良かった。

 葵の花に咲く 時代の嵐
 乱れて騒ぐ 京の空
 誠の旗に 集いつつ
 誓う剣は 雲を斬る
 
 荊を踏み越えて 大儀の二字に
 憂いて進む 道ひとつ
 今宵も 加茂の 水荒れて
 夢は敗れる 小夜千鳥

 火筒に 草は燃え 三百年の
 武運は虚し 鳥羽伏見
 夜明けを前に 散りまどう
 壬生のつわもの どこへゆく

歌は三橋美智也だった。
音痴で絶対 歌など歌わなかった父が、この歌を
口ずさんでいた。父譲りの音痴で、歌は全く歌え
なかった私も、この歌を歌いたくて、一生懸命
練習した。今でも歌える。
中学2年、根暗な性格で、音楽がダメで、尺八を
始めた頃だった。

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邦楽は“間”の芸術

2008-07-01 07:30:37 | Weblog
「尺八は“ノーリズム”と云われるが、決して“自由”
ではない。それより長くても短くてもいけない絶対的な
“間”がある」とは、尺八の大家横山勝也氏の言葉だ。

「侍と侍が真剣をもってわたり合う。それ以上踏み込ん
だら切られる。離れれば、相手を斬ることもできない。
真剣勝負での絶対許されざる“間”こそ尺八の“間”」
だという。

私も、横山勝也氏の尺八に惚れこみ、そのレコードを
何百回と聞き、氏の“間”を体に沁みこませた。

その弟子だという若手の中村明一氏が、古典本曲の
CDを出している。彼は循環呼吸法を会得して、全曲、
初めから終わりまでノーブレス(息継ぎ無し)の超絶
技巧で、話題を集めている。私もCDを買ったが、
“息継ぎの間”が無い音楽は、聞いていて息が詰まり
そうである。ところが、一部の音楽評論家や学者先生方が
絶賛しているのである。

現代社会はシンセサイザー大流行り。シンセは連続音
で途切れることはない。それに馴らされた人の耳には、
途切れる=無の空間が 奇異に聞こえるのだろうか。

音楽の好みは、その人の育った環境で大きく左右される。
こうまで感性が違ってくると、音楽はもはや、人と共有
できない媒体になってきた。

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ムードメーカー

2008-07-01 07:17:08 | Weblog
ムードメーカー。「その場の雰囲気を盛り上げる人」、
和製英語らしい。ムード作りは、何も陽気に明るく
盛り上げるだけではないと思うのだが。

能を観に行って、開演前にポップスやレゲーが流れて
いたら、皆どう思うだろう。一つの演目が終わるたびに、
合間にソウルミュージックが流れたら 「オー!ノー!」
である。同じように、クラシックコンサートでもそうだ。

筝や尺八の会でもそうだろうと思うのだが、最近、休憩
時間に洋楽を流すのが、新鮮な試みとして行われてきて
いる。「さぞかしお疲れでしょうから気分転換に」という
主催者の配慮だという。私には「筝や尺八、まして詩吟
などは音楽ではない」と、否定されているような気になる。

以前、尺八のCD録音の時も、始まるまで、スタジオで
ガンガン洋楽が流されていた。今から尺八モードに入って、
気を充実していきたいのに、若いオペレーターは、そんな
ことおかまいなしだ。その時は冷静にお願いして、音を消
してもらったが、彼は「なぜ?」と顔をして不機嫌になった。

そうしたKY(空気読めない)、ムード作りのできない人が
多くなったことへの苛立ちが、一昨日 爆発したのだ。

やがては、能楽堂でも洋楽が流れるようになるのだろう。
まずは、創作狂言などから、新趣向として始まるのかも
しれない。時代の流れか。