ストーリー
フランス国立高等音楽院でチェロを学ぶ純情なパリ娘・アリアーヌ(オードリー・ヘプバーン)。私立探偵の父シャヴァス(モーリス・シュヴァリエ)のもとへ妻の浮気調査を依頼したX氏が結果を聞きにやって来た。シャヴァスの現像した写真を見たX氏は、妻と一緒に写るアメリカの大富豪・フラナガン氏を今夜撃つと言い残し立ち去る。父の事件を盗み聞きするのを楽しみにしていたアリアーヌは音楽院へ出かけるものの、事件が気になる。フラナガン氏のいるホテル・リッツへ来てみると、X氏がピストルを忍ばせているところにアリアーヌは出くわす。アリアーヌの機転でX夫人は逃れ、危ういところを助かったフラナガン氏(ゲイリー・クーパー)は彼女と明日の午後を約束する。
浮気男とデートなどすまいと思ったものの、結局ホテルを訪れ、おいしい食事と美しいムードミュージックというお定まりの手にすっかり参ってしまう。フラナガン氏がパリを出発する時刻が来て世慣れた遊び人のようにあっさり別れるが、アリアーヌは悲しげに音楽院へ向う。数ヵ月後、オペラでフラナガン氏に偶然再会。翌日ホテルを訪れたアリアーヌに、今度はフラナガン氏が参ってしまい、彼女がことありげに話す男たちのことに気が揉めるが・・・。
監督・脚本 ビリー・ワイルダー ~ Wikipedia
この作品は「情事」なんて表現のタイトルがついているので13年前にはドキドキしながら観たものだが(笑)、今回はストーリーを分かっているつもりでいたが、全くの娯楽映画で前にも増してめちゃめちゃ楽しかった。ビリー・ワイルダー監督の作品というと『七年目の浮気』、『お熱いのがお好き』、『アパートの鍵貸します』なんてのも愉快だよね。女学生と会社を幾つも経営している大富豪でプレイボーイ(いや爺かな)が恋に落ちるか~?(笑)。いや、日本の芸能界でも最近そんなのが流行っている気もするが、女学生の父の浮気調査資料ネタでアリアーヌ嬢がフラナガン爺を翻弄する~?。そうだ日本の祇園芸者さん数人と遊んだ写真も出てきたね。作品を観ながら小父さんも今度生まれてきたら、フラナガン爺になりたいと思った!(笑)
映画の始まりの字幕が滑稽だ。「パリの人は よく食べ 愛を確かめ合う。程度は別として頻繁だ。いつでもどこでも愛し合う。セーヌの左岸で、右岸で、(船に乗った遊覧中同席の)その間で、昼も、夜も、肉屋さんも、パン屋さんも、葬儀屋さんも、(スクーターで)走っていても、じっと座ったままでも、プードルも、ツーリストも、将軍も、時には実存主義者たちも、若きも、老いも、(結婚式場の)夫婦の愛、そして情事。「それがわたしの仕事」名前はシャヴァス(アリアーヌの父)・・・(上のYouTubeにはこのすべては入っていない)
落語の小話みたいでとても愉快でした。
私のところまでgongonmasako さんのリアクションを4つも頂き恐縮しています。
私は「ラストのどんでん返し」ばかりが印象に残っていたんでしょうね。
途中のコミカルなたくさんのシーンが楽しくてしかたなかったです。
>「旅情」や「ひまわり」などのようなエンディング
なるほど、私はその2作品も観ましたが貴兄のようにパっとそこにイメージ出来ませんでした(笑)
はっはっは「情事」というタイトルに騙されませんでしたか?
この映画の画像検索してもやたらゲイリー・クーパーとオードリー・ヘプバーンのラブシーンばかりが出てきますね。
実際にはもっとユーモラスな場面ばかりなのに。そうそう『七年目の浮気』だってマリリン・モンローが地下鉄の通気口に立ち、白いスカートがふわりと浮き上がるシーンばかりが強調されますね!(笑)
ゲイリー・クーパーとオードリー・ヘプバーンの会話のやり取りでお宅の旦那様とお嬢さんの会話に似たとこあるな~なんて思いましたよ!
>30年くらい前の話なので内容をあまり覚えてないです。
13年前だって、あれこんなコミカルな場面もあったんだとたくさん思い出しました。
そこでも「情事」という題名についてコメントが寄せられていましたが、昭和30年代初めという時代を感じますね。ラストのどんでん返しはいかにもビリー・ワイルダーですね。「旅情」や「ひまわり」などのようなエンディングにはしませんものね。(^^♪
これも深夜放送で見た記憶がありますが、1回しかみてない&もう30年くらい前の話なので内容をあまり覚えてないです。