小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

女の気持ち:5年の歳月 奈良県田原本町・西山きよみ(主婦・65歳)/ 毎日新聞

2015年08月21日 | オピニオン
写真はブログロンパラ!(LONDON パラダイス)さんからお借りした  
   
 
 西山きよみさんのお気持ちなんとなく想像がつきます。私が通っている高齢者大学にご夫婦で通っておられた80代のご主人の方が昨年亡くなられ、奥様から、そのご主人の写真のトリミングや拡大にプリントを頼まれてお宅に伺いましたが、実に同じようなお話をお聞きしました。また、私の子供のいない長兄も義姉に17年前に先立たれ、2年前に85歳で亡くなりました。

 でも、文章をお読みしていて口喧嘩ばかりしている家内は、私が先に逝ったらどんななんだろう?と想像してみました(笑)。西山さんがとても羨ましいです。ちなみに私は68歳で家内は63です。西川きよみさん、素敵な投稿を有難うございました。

 
  


女の気持ち:5年の歳月 奈良県田原本町・西山きよみ(主婦・65歳)

毎日新聞 2015年08月21日 大阪朝刊

 あれから5年の歳月が流れました。私は今年6月で65歳になり、亡くなった主人の年と同い年になりました。長いような短かったような日々でした。

 最初の1年は泣いてばかりいたように思います。2年目は、これではいけないと思いましたが、何をしていいか分からず、ぼうーっと日々を過ごしていました。それでも三度の食事をいただき、眠り、主人がいないこと以外は何も変わらない生活になっていきました。

 時々、主人のことを思い出し、涙ぐむこともありますが、夢の中にちっとも出てきてくれない主人に腹を立てながら5年が過ぎました。

 主人が亡くなってから私は1人で新幹線に乗って東京に行き、はとバス観光をして、スカイツリーにも上って来ました。スカイツリーではいつも私の右側にいるはずの主人の代わりに、「ソラカラちゃん」というマスコットキャラクターのぬいぐるみを置いて記念写真を撮ってもらいました。

 パソコンも少しは打てるようになりました。旅行の計画や外出するときの電車の時間、なんでも主人にパソコンで調べてもらっていましたが、今は自分でできるようになりました。そのほかにも頑張っていろいろなことに挑戦しています。

 そして、「私もやったらできるやん!」と自画自賛しているのです。私も主人のところ(たぶん天国?だと思うのですが)へ行ったら、褒めてもらおうという下心満々です。
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8 コメント

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Unknown (ree)
2015-08-22 04:11:32
父が亡くなって21年。
最初の1年は同じように母も祖母も悲しんでましたが商売をしていたので、それに随分救われたと思います。
その父とうちの父ちゃんが来年同じ年になるんですよ~。
私と実家の弟の目標はとりあえず父の年齢を超す事。
その次は母より先には逝かない、です。
返信する
おはようございます。 (さっちん)
2015-08-22 06:40:27
ほんとに、いつも傍にいらっしゃった
仲睦まじいご夫婦だったのですね☆

我が家も、今は夫婦二人生活。
たまに、そんなことを話すのですが。。。

私が先に逝ったら、どうする?と
主人に聞いてみると
『それは天地ひっくり返してもナイ』
『間違いなく、俺の方が先に逝くから!』と申します^^A

うちは、同い年なものですからね。
私が、先に逝くと。。。
どこに何があるかもわからない主人なので
それこそ、あれこれ書き記しておかないとな~と考えてはおりますが^^;

主人が先に逝くようなことがあったら。。。
私も投稿者さんのように、一人旅をしてそうです(笑)
返信する
Unknown (hirugao)
2015-08-22 08:51:12
私も同じ身の上なので・・・
でも子供に父親がしてやりそうなことを
してやりたいと思って暮らしていましたが。
私にはパッチワークという手仕事がありました。
そうですね、私もそれからブログを始めたのでPCができる様になりましたもの。
一人旅も楽しいですが横に誰かいるのはもっと楽しいですよ。
返信する
reeさんへ (小父さん)
2015-08-22 20:30:27
もう21年にもなられるんですか!

>商売をしていたので、それに随分救われたと思います

そうですね、忙しいってことが一番だと思います。

ご主人も父上の年齢にさしかかるわけですね。
なんだかその気持ち分かる気がします。

私の場合は、義父に次兄、義兄、義姉の年を越えました。
皆、若くして亡くなったんだなとしみじみと思います。

>その次は母より先には逝かない、です。

そうですね。
私が27歳の時、従弟の葬儀に出て伯父の悲しみに接した時
「ああ、親より先に死ぬことは親不幸だ」と実感したものです。
返信する
さっちんさんへ (小父さん)
2015-08-22 20:40:14
こんばんは

>ほんとに、いつも傍にいらっしゃった仲睦まじいご夫婦だったのですね☆

文面からその愛情が伝わってきますね。

>我が家も、今は夫婦二人生活。

いや、さっちんさんは手抜きせずにとことんご主人に尽くされていますね。
ブログに愚痴の一言も出てこないので感心しています。

>『それは天地ひっくり返してもナイ』

はっはっは、我が家は家内が言うには私の家系が長寿で、家内の家は短命だから
「自分が先かも知れない」とよく言っています。

>私が、先に逝くと。。。どこに何があるかもわからない主人なので

それ、私と全く同じですよ。
いや、それは本当に困ります。

>主人が先に逝くようなことがあったら。。。私も投稿者さんのように、一人旅をしてそうです(笑)

さっちんさんほどの良妻は投稿者さんと同じように悲しまれると想像しますね。
返信する
hirugaoさんへ (小父さん)
2015-08-22 20:45:54
>私も同じ身の上なので・・・

そういうことなんですね。

>子供に父親がしてやりそうなことをしてやりたいと思って暮らしていましたが。

なるほどですね、いい話が聞けました。

パッチワーク、ブログ、一人旅はそんな時生きるんですね!

>横に誰かいるのはもっと楽しいですよ。

ふむふむ、その幸せを今味わっていることに気づきました。
深いです。
返信する
Unknown (タワラジェンヌ)
2015-08-23 11:43:27
こんにちは!
私の父は、これから2人でのんびりと余生を楽しもうという時に母が
亡くなりました。
母のほうが長く勤めていたので、何でも1人でこなしていたせいか、
独り身になっても、困ることはなかったですね。
趣味仲間とあちこちでかけていましたし。

夫は、私が先に逝ったら静かでいいと言うかもしれません。
家事もこなすし、生活に困ることはないでしょうね。

夫が先に逝ったら、私はどうなるかなあ・・・
寂しがり屋ですけど、父と同じように趣味で繋がった友達と
楽しく暮らしているかもしれませんね。
つい先日同い年の友達のご主人が
病気をわかってから3ヶ月で逝ってしまいました。
その方、夫と同い年でした。
これからは、いつ何時、どんなことが起こるかわかりませんから
覚悟はしておこうかと・・・
返信する
タワラジェンヌさんへ (小父さん)
2015-08-23 20:22:51
こんばんは

>これから2人でのんびりと余生を楽しもうという時に母が亡くなりました。

そうでしたか!
私だったらきっと戸惑うと思います。
私の長兄は子供もいなくてよく長いこと頑張ったとほとほと思います。

>独り身になっても、困ることはなかったですね。趣味仲間とあちこちでかけていましたし。

いやー、お父上の寂しさが行間から伝わってきました。

>夫は、私が先に逝ったら静かでいいと言うかもしれません。

それは、絶対ないでしょう!
タワラジェンヌさんもお二人でありとあらゆる共同作業をやられていますし、何も手につかなくなる気がしますよ。

>病気をわかってから3ヶ月で逝ってしまいました。

病は非情なものですね。
反対に医学が発達していなかった時代の方が、日常的だったかも知れませんね。

>これからは、いつ何時、どんなことが起こるかわかりませんから覚悟はしておこうかと・・・

我が家にもいろんなことがあったので、それは、家内も私もよく思っています。
返信する

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