今は価格競争の時代である。
ジーンズの安売りが注目を集めているようだが、ドン・キホーテが690円のジーンズを売り出したと聞いた。
何故ジーンズなのか、やはり確実に売れるからだろう。
先日すかいらーくの店舗がすべてローコストのガストに変わったニュースを聞いた。
私は数年前すかいらーくグループの和食部門の藍屋や夢庵のコンサルタントをしていたので、感慨深いものがある。
外食産業の革命店もその名前が消えていく時代である。
良い物をどんどん安くをスローガンに躍進したダイエーも今はもう実質的に存在しない。
スーパーという業態も現在決して安いとは言えないようだ。
黒川さんのところで、ダイエーの最盛期、熊谷店の設計をした時のダイエーの侍達の凄いエネルギーを懐かしく思い出す。
私が関係していたペンション業界も、当初は一泊二食4000円で当時の旅館やリゾートホテルの常識からは考えられない価格で成長したが、これも現在は新しい動きは見られない。
今日ポカポカ陽気となった渋谷の喫茶店で不動産関係の知人に会い、不動産の価格革命は起こらないかどうかを議論したが、そろそろ起こって良いではないかという話になった。
原因は、日本的金融の性格にもあるような意見だった。
私達のような仕事でも今の時代当然だが価格競争がある。
この消費不況で皆財布の紐がしまり、廻りまわって影響が出てきているデフレの時代、この中で唯一下がらないのが借入金の返済金額である。
亀井大臣の声が又大きくなりそうである。
日銀はもう少しマネーサプライを増やしても良いのではないか、、、。
企業にも人間と同じで寿命がある。
以前良くワン・ジェネレーション25年から30年が企業の寿命だと言っていたが、そんな目で見ると何となく今でも当たっているかと思う。
何時までも同じ考え、同じやり方で通用する方がおかしいので、自らの身に起こった価格競争を教訓に常に違うものを追求する事、昔懐かしいメタモルフォーゼと言う言葉を思い出した次第である。
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