たらちね日記

日々のつぶやき

父の日に思うこと。

2009-06-22 11:13:32 | Weblog
 もうすでに父が生きた年齢を超え枯葉に突入した。
子供のころは、封建的な厳しい父を嫌いで又学生時代も思想的に危ない本を読んでいないかと点検され 
良妻賢母の母をさしおいて、妾をつくる。こんな父が大嫌いだった。
そんな悪い面ばかり見ていた自分も今は、父の愛をひしひしと感じる。
戦争でなにもかも失い、父の郷里へ身を寄せ物のない時代に、地元の子たちと同じように、無理をしてお雛様を買ってくれ、又
PTAの役員になり、教師のストライキをボイコットさせたことなど子供たちの教育には力を入れたこともあった。
そんな目立った父を恥ずかしいと思ったものだが、
今はよくわかる。
子供たちは自分の傍へおいておきたかったのにそれを振り切って出てきたこと、 淋しい思いをさせたことが、今わかる。
離れているが故に、墓参りも思うようにできないが、いつも両親に感謝は忘れい。

自分より早く亡くなった若い両親の胸に飛び込んで甘えたい。
他家へ嫁ぎ自分が入る墓も決まっているが、

できることなら両親の眠る墓で腐葉土になりたいと、ひそかに思う自分がいるのです。  夫にゴメンナサイ!