来年のＪチームは5チームに（九州）

J2のひとつ下のカテゴリーである日本フットボールリーグ（JFL）で4位になり、経営面での課題もクリアしたニューウェーブ北九州がJ2昇格を承認され、これで九州のJチームが5チームになりました。

ちなみに、その5チームとは　※（）内は今年の成績

・大分トリニータ（J1:17位）　
昨年はナビスコ杯優勝と初タイトルを獲得したものの、今シーズンは序盤の連敗が響き、17位でJ2降格。金崎や森重など有力選手の流出は避けられず、名物だった溝畑社長も退任。チームがJから6億円の緊急支援を受けるなど、まさに火の車状態。

・サガン鳥栖（J2：5位）
J1経験はないものの、08年は6位、今年も3位争いに加わり、3位に勝ち点差10の5位と手の届くところまできた。チームを鍛え上げた岸野監督が横浜FCの監督に就任し、松本育夫がカムバックし、泥臭い路線を愚直に継続中（笑）。

・アビスパ福岡（J2：11位）
06年の入替戦で破れ、J2に降格。その後の2年も、8位→11位とどんどん悪なっていく...。5年前あたりは当時まだJ2だった川崎フロンターレと互角以上に戦い、06年のJ1では鹿島アントラーズにも勝利したくらいなのに...。再建の道のりは険しい。

・ロアッソ熊本（J2：14位）
08年にJ2昇格。昇格初年度は12位、今年は14位。元日本代表の藤田俊哉を獲得するなどチーム強化に余念はない。来シーズンからは高木琢也を監督に迎え（本決まりよね??）、上位進出を狙う。ちなみに、熊本のKウィングは1回行ったけど、立派!。個人的には、ゴン中山は、カズではなく俊哉とコンビを組むべきだと思う。

・ギラヴァンツ北九州（JFL：4位）
ニューウェーブ北九州を改め、来シーズンからはJ2で戦う。サカマガに連載されていた吉崎エイジーニョさんが、引きこもりがちなオトン（お父さん）をニューウェーブの応援に連れて行くという応援記も話題に。書籍「オトン、サッカー場へ行こう」（新潮社）も発売しており、帰省の行き帰りにでも読んでみようと思う。

といった感じです。

プロ野球のリーグが片方で6チームですから、九州だけで5チームというのは中々すごいことだと思うし、ちょっとしたリーグ戦も出来そうです。

5チーム以外にも、元国見高校の校長兼監督だった小嶺氏が代表を務めるVファーレン長崎、元日本代表監督のトルシエが総監督の琉球FCなど、次のJ入りを狙っているチームは多く、かなり賑やかになっています。

惜しむらくば、J1チームがひとつもないということ。

この5チーム（以外でもいいが）の中で、「J2卒業」を果たすのはどこか??。

大分や福岡のようにせっかく卒業しても落第しないように、長くJ1で戦えるようなチームが昇格して欲しいです。

それでいくと、民力や歴史を考えてもアビスパ福岡に引っ張ってほしいんやけどなあ...。