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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

頭も耳もボケ運転士

2018年11月25日 19時57分22秒 | バス運転士
朝10時ちょっと前、某総合駅へ向かっている途中… 「乗るんかい? 乗らんのかい? 乗るんかい? 乗らんのかい? 乗るんかい!」という感じのおじさんを乗せた(どういう感じやねん!)。その次のバス停では、前後に駐車車両があったので「できれば右車線のまま通過したいなぁ~」と思ったのだが… 一人のおじさんがバス停に向かって歩いていた。

バスに乗ったおじさんが運賃箱に一日乗車券を挿入… すると、機械に「このカードでは運賃精算できません」と言われてしまった。私が「まったくぅ… どんな磁気カードを入れとるんじゃ?」と思いながら確認したところ、それは土日切符… そこで「あっ! 運賃箱を土日に設定するのを忘れとった!」と気が付き、慌てて設定したのだった…(このボケ!)

昼12時ちょっと前、市内中心部の乗り場でのこと… 二人の男性がやって来て「中●パークへ行きたいんですけど…」と言ったので、私は「中島●ークですか? ちょっと分からないんですけど… 何区の方ですか?」と、逆に尋ねてみた。すると、「三●県」という答えだったので、私は「えっ!? ●重県? そうなると… あちらのオ●シス(インスタ映えするバスターミナル!?)から出てるかもしれませんねぇ…」と自信なさそうに答えたのだった…

そして市内中心部を発車、バスをA駅に向かって走らせていた時… 「あれ? ひょっとして… ●島パークって… ナ●シマスパーランドのことなのか!?」と思った私であった…(このボケ! 「三●県」と言われた時点で気が付けよ!) その後、昼寝休憩のために営業所へ戻った時に、ある上司に聞いてみたところ、“オア●スで正解”だったことが分かり… 結果オーライ! めでたしめでたし! ホッとした私であった…

追伸 夕方、ちょっと気になって調べてみたところ… オアシ●から出ているナガ●マスパーランド行きのバスは、毎朝8・9・10時台に各2本だけのようで… お二人さん、残念!


運転士は何でも知っている?

2018年11月24日 18時21分32秒 | バス運転士
昨日、ある路線を走っていた時のこと… あるバス停にいたお婆さんから「※※病院の方へ行く◎◎巡回バスが、ずっと待っとるのに来んのだけど…」と言われたのだが、他営業所のバスだし… というか、仮にウチのバスだったとしても、私には知る術がないので「すいません、ちょっと分かりませんが…」と答えることしかできなかった。

すると、お婆さんは「まぁ、乗るわ! そんで▲▲停で降りて行くわ!」と言いながら乗車… そこから二つ先のバス停でも、待っていた二人のお婆さんが「さっきから◎◎巡回バスが来んのだけど…」「あっ、これ… ▲▲停まで行くねぇ~」「じゃあ、そこまで乗って行くわ」と言いながら乗車したのだった。

あとで調べたところ、その時点で◎◎巡回バスは7分遅れ… お婆さんたちの表情などから、てっきり私は「10分以上… いや、もっと遅れているのか!?」と思ったのだが… う~む… いつも定刻に来ているバスが遅れると、そうなるのかもしれないなぁ~ いつも5分くらい遅れて来るバスだったら、「今日は少し遅れとるね」で済んだに違いない。

それはそうと、今回のように… 他のバスの遅れについて聞かれることが時々あるのだが… 私は私で走っているので分かるはずがない。「運転士は何でも知っている」と思われているのだろうか? その内に“5歳の女の子”から様々な質問をされて… 実は「何にも知らない」ことがバレて… 「ボォ~ッと運転してんじゃねぇよ!」と叱られるかもしれないなぁ~ ハハハ…


今朝の有給休暇争奪戦

2018年11月23日 18時39分14秒 | バス運転士
以前にも書いた“ウチの有給休暇争奪戦”について… 翌月同日の受付が“毎朝5時開始の早い者順”で、電話を掛けた人よりも、営業所の点呼場に並んだ人の方に優先権がある。だから、「どうしても取らなければ!」という人は、営業所に泊まって早々と点呼場に並んで5時になるのを待っている。(最終バスの運転士さんが帰った後、点呼場の前に休憩室のベンチを持って行って、そこで寝る人もいるらしい)

そこまで出来ない人は、駐車場の門が開く午前4時45分に合わせて出勤して“泊まり組”の後に並ぶしかない… と思っていたのだが、最近「その前に営業所の玄関が4時30分に開くことになっているので、とりあえずテキトーな場所に車を置いて… 4時過ぎからポツリポツリと人が並んでますよ」という話を聞いたので、私も「一度やってみよう」と思った。

そこで、今朝は2時30分に起床… いつものように食事、トイレ、シャワーなどを済ませてから出撃した。午前4時50分頃、赤色灯を点けていないパトカーに追い付き減速… 午前4時ちょっと前、営業所に接近… 「テキトーな場所って言ってもなぁ~ なかなかねぇ…」と思った私は、営業所の横に出来たばかりのコインパーキング(深夜から早朝は1時間100円)へ車を入れた。

そこから営業所の玄関まで歩いて行き、ちょうど4時に到着… その時点では誰もいなかったのだが、上司が扉を開けに来る4時30分までに2人がやって来た。今回の泊まり組は3人だったので、私は4番目ということになった。当日(来月23日)は日曜日(休日ダイヤでバスの本数が少なく、運転士の数も少なくていい日)なので、集団※※でも発生しない限り休めそうである。(その後、受付開始の5時までに4~5人が点呼場に現れた)

それは良かったのだが… 今日の乗務前半(昼12時半頃まで)が眠かったこと眠かったこと… ホント長かった、辛かった。しかしまぁ… これから最低気温がどんどん下がっていくことを考えると… この方法はキツイなぁ~ そうだ! 玄関前に“こたつ”と“みかん”を… ついでに“麻雀牌”も会社が用意してくれればいいのにね。ハハハ…(休みの日に、わざわざ麻雀をやりに行ったりして!?)



チェックした男性、察知した女性

2018年11月22日 16時17分12秒 | バス運転士
昨日の午後、某運動場発・市内中心部行きでのこと… あるバス停で乗ったスーツ姿の男性が助手席に座り「市内中心部には何時頃に着きますか?」と言ったので、私は運転カードを確認しながら「14時20分頃の予定です」と答えた。それから約10分後… その男性が地下鉄の駅がある▲▲東停で降りて行ったので、私は「バスは定刻で走っているんだけど… ここから地下鉄で行った方が、市内中心部に早く着くのかな?」と思った。

「果たして、どちらが早かったのだろうか?」 気になったのでネットで調べたところ… ▲▲東停から地下鉄で市内中心部へ行くには、途中で乗り換えが必要で… 仮に、男性が“バスを降りてから4分後の地下鉄”に乗れたとしても、市内中心部の到着時刻は14時19分… ほとんど同じであることが分かった。それなのに… わざわざ… ん? まさか… 今月は“接客なんちゃらキャンペーン”実施中… 男性は“だがや市の職員”だったのか? 私の接客態度をチェックしたのか? ま、何でもいいんだけどね。ハハハ…

▲▲東停を出てから数分後、あるバス停に大きなキャリーバッグを持った若い女性を発見… 私がバスを止めて前扉を開けると、「A駅、行きますか?」と言ったので、私は「逆方向なので、道路の反対側で待っていて下さい」と答えてから発車した。しばらくして、「あれ? この後… 私が市内中心部発・A駅行きになるんだよなぁ~ ということは、私が乗せることになるのか? おぉ~ これで一つ、楽しみができたぞぉ~」と思った。

それから約20分後、さっきと反対側のバス停に彼女を発見… 私がバスを止めて前扉を開けると、彼女は「あら? さきほどの運転士さん? こういうのを運命の出会いって言うのかしらね」と…(言わない、言わない!) 無言でICカードをタッチ… 「ピー!」と残額不足エラー… 私が「どうされますか?」と言うと、「現金で払います」と答え… 財布から210円を取り出して運賃箱へ投入… 最後まで、一度も私の方を見なかったのだった。グスン…(「この運転士は、見るだけでも危険!」と察知したんだよ! ハハハ…)


スロープとガードレール

2018年11月21日 18時13分37秒 | バス運転士
先日、▲▲停で車椅子の人が待っていて、「◆◆停までお願いします」と言った。その時はバスが新車だったので、私は「このスロープは楽チンだなぁ~ “パタン!”と倒すだけでいいからなぁ~」と思いながら乗車扱いをして… 15~16分後には◆◆停に到着したのだが…

そのバス停は、前扉と中扉の位置以外にはガードレールが設置されていて… 「この前、他のバス停で前扉の位置を合わせたら、中扉の位置が全然ダメだったけど… ここはどうなんだろう?」と、これまで一度もスロープを出したことがないバス停に不安を抱きながら減速… その時、縁石に貼られている“かつては白かったと思われるテープ”を発見した。

ちょっと前から、あちらこちらのバス停(縁石)に白いテープが貼られていて… そこにバスのフロントを合わせると、中扉がガードレールの切れ目にピッタリ合うという… 私のようなボォ~ッとしているテキトー感覚の運転士には、実にありがたい目印となっているのだ。

ということで、私はテープの位置… 通常の前扉の位置よりも30cmくらい手前で止まって、乗降客扱いをして、「さぁ、車椅子の人の降車だ」と中扉のところまでスロープを出しに行ったところ… 30cmくらい後ろにズレていたので「ゲゲッ! なんでやねん?」と思った。

すぐに運転席へ戻って少し前進… 「これで大丈夫」と思いながら再び中扉のところへ行って、スロープを「パタン!」ではなく「ガツン!」と… そう、今度は僅か1cmくらい前に出過ぎたため、歩道に立っている金属製の柱に当たってしまい、スロープを倒せなかったのである。

新車のスロープは完全に車体と一体化しているので融通が効かないのだ(もしも、それが新車でなければ、スロープの安定性を保ったまま1cmくらいズラすことができるのに…)。私は、またまた運転席に戻って一瞬だけ後退… はぁ~ 大雑把でテキトーなザックリ野郎の私には、中扉をピッタリ合わせるなんて無理だなぁ~ ハハハ…(おいおい… バスの運転をして何年だ?)

追伸 今日、そのバス停で白いテープを確認したところ、その時と位置が変わっていて… 中扉とガードレールの切れ目がピッタリ合いそうな位置になっていたのである。おかしいなぁ~(テープは勝手に動かない! おかしいのはオマエの目と頭じゃ!)