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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

バスを止める昔の乙女たち

2018年11月20日 20時20分59秒 | バス運転士
某地区(街中)巡回バスでのこと… 5分くらい遅れて某運動場停に接近… バス停の手前にトラックが止まっていたので、いつも以上に減速して乗降客がいないことを確認… 「某運動場、通過します」と言いかけたところで、前方から走ってくるお婆さんを発見した。

私は「まさか… 5分も遅れている一時間に一本のバスに駆け込みか!?」と半信半疑だったけれど、バスを止めて前扉を開けた。すると、お婆さんは「ありがとぉ~ 歩いて行こうと思ったんだけど、ちょうどバスが見えたもんで… 一区だけどゴメンね」と言いながら乗ったのだが… その時、私の頭の中には「ゴメンで済めば警察いらんのじゃ」という“昭和の台詞”が浮かんだのだった。ハハハ…

昨日、営業所前ターミナルでのこと… 乗客2名を乗せて2番乗り場から定刻に発車、1番乗り場の横を通って右へカーブ… と、その時! 乗客のおばさんが「ちょっと待って!」と叫んだのである。驚いた私は「なんだなんだ? 何があった!?」と思いながらバスを止めた。

すると、おばさんが「バス停にメガネを落としたから、ちょっと降ろして!」と言ったので、私は「“ちょっと降りる”ということは、また乗るってことだよなぁ… この場所で待つ? グルッと回って乗り場へ戻る?」と迷ったのだが… 右手が勝手に動いて中扉を開けてしまったのだった。あぁ、思春期は心と体のバランスが…(更年期のオッサンが何を言っとるんだぁ~ ハハハ…)