朝7時台のA駅経由B駅行きでのこと… あるバス停で止まって前扉を開けたのだが、待っていた数人の乗客に動きがなかったので、「みんな他系統バスを待っているのかな?」と思って扉を閉めようとしたところ、後ろの方に並んでいた二人の男女が乗り込んで… さらに遅れて一人のお婆さんがやって来た。
そして、お婆さんが「一日乗車券ください」と言ったので、私はすぐに用意したのだが… お婆さんはバッグの中から取り出した財布を開けてみたり、バッグのポケットのファスナーを開けてみたり… なかなかお金が出てこなかったので、私は「まぁ、お年寄りだから… 仕方がないなぁ~」と思って待つことにした。
その時、私は「ジッと見ていたらプレッシャーになって、逆に時間が掛かるかも!?」と思って、バスの周囲を見回したりしていたのだが… お婆さんが私の方を何度かチラ見しながら「あとで(お金を)出すから…」と小声で呟いていることに気が付いた。そう言われたら、普通は「では、あとで…」となるのだが、今回は… 何となく“お婆さんが演技をしている”ような気がしたからである。
お婆さんが身に付けている服や帽子などは、そこそこ“良い物”に見えたので、交通費に困るような人だとは思えず… それなのに、二度も三度も開けていたバッグのポケットや財布の中には、紙幣はもちろん小銭もほとんど入っていなかったし… お婆さんの表情からは、「すいません」という気持ちではなく、「まだ“あとでいい”って言わんのか?」という圧力を感じてしまったのだ。
そうこうしている内に、他系統バスが後ろに来てしまったので、「もうゆっくりしとれん!」と思った私は、失礼な発言であることは百も承知で「お金、ないんですか?」と問い掛けた。すると、お婆さんは「あります!」と怒ったように答え… いつの間にか手に持っていた白い封筒の中から千円札を取り出したのだった… その後、お婆さんは“乗降客が多いA駅”で降りて行ったのだが… 真相は…???
そして、お婆さんが「一日乗車券ください」と言ったので、私はすぐに用意したのだが… お婆さんはバッグの中から取り出した財布を開けてみたり、バッグのポケットのファスナーを開けてみたり… なかなかお金が出てこなかったので、私は「まぁ、お年寄りだから… 仕方がないなぁ~」と思って待つことにした。
その時、私は「ジッと見ていたらプレッシャーになって、逆に時間が掛かるかも!?」と思って、バスの周囲を見回したりしていたのだが… お婆さんが私の方を何度かチラ見しながら「あとで(お金を)出すから…」と小声で呟いていることに気が付いた。そう言われたら、普通は「では、あとで…」となるのだが、今回は… 何となく“お婆さんが演技をしている”ような気がしたからである。
お婆さんが身に付けている服や帽子などは、そこそこ“良い物”に見えたので、交通費に困るような人だとは思えず… それなのに、二度も三度も開けていたバッグのポケットや財布の中には、紙幣はもちろん小銭もほとんど入っていなかったし… お婆さんの表情からは、「すいません」という気持ちではなく、「まだ“あとでいい”って言わんのか?」という圧力を感じてしまったのだ。
そうこうしている内に、他系統バスが後ろに来てしまったので、「もうゆっくりしとれん!」と思った私は、失礼な発言であることは百も承知で「お金、ないんですか?」と問い掛けた。すると、お婆さんは「あります!」と怒ったように答え… いつの間にか手に持っていた白い封筒の中から千円札を取り出したのだった… その後、お婆さんは“乗降客が多いA駅”で降りて行ったのだが… 真相は…???