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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

携帯通話 男のち女

2013年06月14日 23時34分22秒 | バス運転士

夕方、某総合駅に向かっていた。始発停から少しずつ乗車があり、乗客が10名ほどになった時… 車内に携帯の呼び出し音が鳴り響いた。しかし、誰にも“電話に出よう”という動きが見られなかったので、私は「このまま出ないで、降りてから掛けるつもりなのかな?」と思った。

が、残念ながら… 始発停で乗った男が電話に出て喋り始めたのである。しかも大きな声で、それほど重要でもない内容で… 「そんなに猶予を与える必要はない」と思った私は、いつもよりも早めに「バスの中で電話をしないで下さい」と言った。

しかし、聞こえなかったのか無視を決め込んだのか… その男に変化はなく、ずっと話し続けていた。私が「久々にキツイ口調で注意しなければならないようで…」と思った時! 車内から「電話やめなさいよ!」と言う男性の声がしたのである。

それから間もなく、携帯男が電話を切ったので、私は男性に「ありがとうございます」と御礼を言いたかったのだが… そうすると、携帯男を必要以上に追い込んでしまうような気がしたので黙っていた。本当に、ご協力ありがとうございました! と、ここに書いても男性には伝わらないのだが…

それから約10分後… あるバス停から数名の乗車があり、私は運賃箱の表示を確認しながら「ありがとうございます」を繰り返していたのだが… その中の若い女が携帯片手に小声で話しながら乗ってきていたのである。

しかし、私が気付くのが遅かったので、そこで注意しようとしたら「携帯やめて!」などと言葉が短く、かつ強い口調になってしまうと思ったので、しばらく様子を見ようと思った。女は一番後ろの席に着いたのだが、まだ話し中だったので、私は「バスに乗ったら電話やめて下さいね」と言った。

いつもならば、バス停1~2区間ほど様子を見るのだが… さっきの携帯男のこともあり… 「男は注意して、女は見逃すのか!」と思われるのが嫌だったのだ。その女はすぐに電話を切ったのだが… 「すぐに切るつもりだったのにぃ~! このクソ松井!」と恨まれているかもしれないなぁ… ふん! いいんだいいんだ、どうせオイラなんて嫌われ者で… イジイジ…(いい年こいたオッサンがイジけるなよ!)