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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

忘れ物が鳴ったら…

2013年06月03日 21時07分02秒 | バス運転士

某所の待機場所で… ある運転士さんが、手にしたスマホを見ながら「これ、マナーモードになっているのかなぁ~?」と言った。一瞬、私は「自分のスマホなのに分からないのかな?」と思ったけれど(スマホを持っていないボケのオマエに言われたくないわ!)、すぐにそれが乗客の忘れ物であることに気が付いた。

その運転士さんは「運転中に鳴ったら嫌だから… でも、勝手に操作できないから、鳴ったら鳴ったで仕方がないか」と続けた。さらに「(休憩時間中などに)電話が掛かってきても、出ない方がいいかもしれない」と言ったので、私はちょっと驚いた。

その理由について「以前、ある先輩運転士が… 忘れ物の携帯が鳴ったので出たところ、“お前は誰だ!”“なぜ、お前が電話に出るんだ!”と言われて揉めたことがあったから…」と言ったのである。私もそうだが、普通は「もしも電話を掛けてきたのが本人だったら安心するだろう」と思って出るに違いない。次の発車まで時間がない場合などは別として…

仮に、本人からの電話でなかったとしても、「私はバスの運転士ですが、この携帯の持ち主が車内に忘れてしまったようで…」などと説明すれば、その電話の相手も「あぁ、そうですか…」と納得してくれる(場合によっては、何らかの方法で本人に教えてくれる)のが普通だと思うのだが…

ひょっとして、その先輩運転士が出た電話の相手というのは… 携帯の持ち主の“不倫相手”だったりして!? だから、一瞬「旦那が出た!」と思って気が動転して… 相手がバスの運転士だと分かった後も、すぐには平常心を取り戻せず… 「自分が何者なのかを悟られないようにしなければ!」と思えば思うほど、自分でも何を言っているのか分からなくなってしまったとか…(あると思います!)