今日の午前中は某地域巡回バス3号だった。最初は、某駅を7時前に発車するのだが、平日でも乗客ゼロで出発することが多い。それなのに… 今朝は一組の若い男女が乗ってきた(男は外国産、女は国産。共にスリムでなかなかの美形)。7時前とはいえ、まだ8月… 夏の太陽が“ガラス張りの温室”であるバス車内を暑くする。発車直前、私はエンジンをかけて冷房のスイッチを入れた。「ブォ~ン…」と気持ちの良い冷気が車内に流れ… と、その時、車内後方から「寒い…」という女性の声が聞こえた。決して私に訴えたわけではないのだが、聞こえてしまったからには無視することはできない。私は「えっ!?」と思いながらも、冷房をやめて送風に切り替えてから発車した。しかし… その路線の序盤は東へ向かって走るので、運転席の暑いこと暑いこと… 発車してから10分後、某施設で時間調整のためにエンジンを止めて停車した。2~3分後、私は「さすがにもう暑いと思っているだろう」と、エンジンをかける前にスイッチを送風から冷房に切り替えた。すると、それを見ていたかのようなタイミングで、「ありがとう、あったかい…」という女性の声が聞こえた。どうやら、男性が女性の背中を擦ってあげていたようだ。私は「えぇ~っ!? うそぉ~???」と思いながらも、スイッチを送風に戻してからエンジンをかけた。そして走り始めたのだが、やはり暑い… 私は「彼らは何処で降りるのだろう? 途中で他の人が乗ってきたらどうしよう?」と考えていた。それから20分後、とうとう一人のオバサンが乗ってきてしまった(先日、運賃100円を払うのに五千円札を出した人で、今日も千円札を出しました。う~む…)。その後の私は、運転以外でも忙しくなってしまった。スイッチをこっそり冷房に… しばらくして送風に戻し… またちょっとだけ冷房にして… 寒いと言われる前に送風に戻して… それの繰り返しだった。某駅を発車してから約40分後、ようやく若い男女は降りて行った。それにしても「寒い、寒い」って… 風邪でも引いてるんだろうか… ん? まさか新型インフルエンザ!? でも、私のようなオッサンは大丈夫なんだっけ? ハハハ…