今朝は、某大手自動車メーカー系企業がお盆休みに入っているため、通勤時間なのに道路はスイスイ… が、そんな楽な仕事もそこまでだった。午前9時頃、ある交差点内で工事が始まり、その交差点は片側交互通行になってしまったのである。いつもよりも交通量が少ないとはいえ、元々それなりの交通量がある道路なので、あっという間に大渋滞になってしまった。その交差点前後にバス停があるのだが、一つ手前のバス停から約600mの距離を20分以上もかかってしまい… 約20分遅れで終点に到着、そこでの待機時間を差し引いて約10分遅れですぐに出発… そして、再び工事中の交差点を抜けるのに20分以上かかり… 約30分遅れで終点に到着、そこでの待機時間を差し引いて約20分遅れで出発… その繰り返しだった。結局、昼過ぎに営業所へ戻るまで、ずぅ~っと遅れたまま走り続けていた。
その交差点から遠く離れたバス停で待っている乗客には、なぜバスが大幅に遅れているのか分からない。平然としている乗客と、怒りを態度に表す乗客は半々で… 中には、「ドスンドスン!」と足音を立てながら乗ってきて、助手席に座るなり「はぁ~っ!!」と大きな溜め息をつき、「コツコツコツコツ…」と貧乏ゆすりをする女子高生もいた(それで渋滞が解消されるならば、いくらでもやってもらって結構なのだが…)。私は、渋滞箇所の一つ手前のバス停で止まった時に「申し訳ございません。この先の交差点内で工事をやっていて、次の○○停まで20分以上かかっております。予めご了承ください」と言った。ひょっとして「そんなに時間がかかるならば、(タクシー等の)他の手段で行く」という人がいるかもしれないと思ったのだが… 誰も降りなかった。その次のバス停では10名以上が待っていた。私が「大変お待たせして申し訳ございません」と言って扉を開けると、先頭のおばさんが「ホント、すごい“大変”だわ」と言った。しかし、それはあくまでも冗談っぽい言い方だったので、私は「おばさんは怒っていないんだ」と思って逆にホッとした。さすがに、自分の目の前で大渋滞していれば、怒りたくても怒れないということか…。。。その後、20分以上遅れて終点の某駅に到着、そしてすぐに10分以上の遅れで某駅を出発した。すると助手席に座ったおばさんが「まだ(渋滞で)並んどる?」と言ったので、私はここぞとばかりにこれまでの状況を説明した。マイクをつけたままだったので、車内には私の声が響き渡り… 改めて遅延の説明をする必要がなくなって助かった。
このような渋滞による大幅遅れは久しぶりだったので、私はちょっとした“興奮状態”になり… ついつい前を行く車を追走して、一瞬だけ社内規程速度をオーバーしてしまった。決して“薬物による興奮状態”ではありません。念のため…