おかあちゃん、私ね。
NHKを見ていたの。『仲代達也・赤秋 喪失からの出発』
奥さんが亡くなって9年が経つ。それでも、喪失感の中にいる。と彼は言った。
奥さんの遺骨は、今も家にある。その奉り方が、お葬式の際に使う台だった。
台とは別に、遺影を飾ってある。
台の上には白い布を敷きお酒等をあげ、位牌を置いてある。
あの白い布を敷いた台は、49日が過ぎると使わない。位牌は仏壇と一緒に作る。
私は、位牌だけ作ってゆっくりとお仏壇を捜したいと、檀家の坊主さんに聞いたけどそう言われたよ。
いいんだね。いろんなやり方があって。大事な人を奉る方法なんて、人それぞれだよね。
私も、そう思ったけど、うまい具合に気に入った仏壇に巡り合えた。
おかあちゃん、私は、仲代達也氏が9年の間 喪失感に苛まれ、自殺を考えた。と言う。
私だけじゃないんだね。私は、今も「何しているんだろう。私はここにいてはいけない。」
自殺。何で自分の命の終わりを決めてはいけないんだろう。そう思う。
彼はね。「もう、そろそろお墓にいれようかな。」と言った後に「あると、一緒にいるような気もするし」
と言った。私は、49日に、先祖のお墓に入れようと思った。
叔母さん達が、「もう少し家に置いてあげ。何年でもいいんやで。気持が落ち着くまで置いて。」
おかあちゃん、私はお骨に話しかけた事はない。遺影が一番。この頃、やっと位牌に話しかけられるようになった。
今は、ゆっくり先祖の墓ではなく、私とおかあちゃんの2人のお墓。
この頃は、選択肢がもっとある。桜葬と言って桜の木の下に、何人もの方が葬られる。土に帰る。
そんなのも、いいじゃないか。と思う。
おかあちゃん、今度はゆっくり捜すよ。終の住みかだもんね。
彼は、老いについて語っていたよ。
青春 青に対して 赤秋(セキシュン) 真っ赤に燃える秋
そして 冬になる。死を迎える。
人間は、1人で生れ 1人で死んでいく。孤独なものだ。
線香花火のように、最後にパーと燃え、ポッと落ちる。
私は、分かるような気がしたよ。秋は、真っ赤に燃えるような山の木々。
人間も、そんな風に生きたらいいね。
1人でも、その事を話せる人を持つ事が大切。泣ける人がいる事が大切。とその後、医師が話してた。
私には、聞いてくれる人がいる。その人の前で泣く事も出来る。
私は、恵まれているね。おかあちゃん、安心してね。
赤秋ではないけれど、青と赤の間。黄色だね。そうだよ。赤になる前の準備。
少しづつ、枯れていくのかな。まだ、枯れないよ。攻めの一手だよ。
人生を色と季節で分けたら、青春 黄夏 赤秋 白冬 私は決めたよ。どうだろう。
おかあちゃん、好き好き好き好き好き。大大大大大大好きだよ。愛している。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。
NHKを見ていたの。『仲代達也・赤秋 喪失からの出発』
奥さんが亡くなって9年が経つ。それでも、喪失感の中にいる。と彼は言った。
奥さんの遺骨は、今も家にある。その奉り方が、お葬式の際に使う台だった。
台とは別に、遺影を飾ってある。
台の上には白い布を敷きお酒等をあげ、位牌を置いてある。
あの白い布を敷いた台は、49日が過ぎると使わない。位牌は仏壇と一緒に作る。
私は、位牌だけ作ってゆっくりとお仏壇を捜したいと、檀家の坊主さんに聞いたけどそう言われたよ。
いいんだね。いろんなやり方があって。大事な人を奉る方法なんて、人それぞれだよね。
私も、そう思ったけど、うまい具合に気に入った仏壇に巡り合えた。
おかあちゃん、私は、仲代達也氏が9年の間 喪失感に苛まれ、自殺を考えた。と言う。
私だけじゃないんだね。私は、今も「何しているんだろう。私はここにいてはいけない。」
自殺。何で自分の命の終わりを決めてはいけないんだろう。そう思う。
彼はね。「もう、そろそろお墓にいれようかな。」と言った後に「あると、一緒にいるような気もするし」
と言った。私は、49日に、先祖のお墓に入れようと思った。
叔母さん達が、「もう少し家に置いてあげ。何年でもいいんやで。気持が落ち着くまで置いて。」
おかあちゃん、私はお骨に話しかけた事はない。遺影が一番。この頃、やっと位牌に話しかけられるようになった。
今は、ゆっくり先祖の墓ではなく、私とおかあちゃんの2人のお墓。
この頃は、選択肢がもっとある。桜葬と言って桜の木の下に、何人もの方が葬られる。土に帰る。
そんなのも、いいじゃないか。と思う。
おかあちゃん、今度はゆっくり捜すよ。終の住みかだもんね。
彼は、老いについて語っていたよ。
青春 青に対して 赤秋(セキシュン) 真っ赤に燃える秋
そして 冬になる。死を迎える。
人間は、1人で生れ 1人で死んでいく。孤独なものだ。
線香花火のように、最後にパーと燃え、ポッと落ちる。
私は、分かるような気がしたよ。秋は、真っ赤に燃えるような山の木々。
人間も、そんな風に生きたらいいね。
1人でも、その事を話せる人を持つ事が大切。泣ける人がいる事が大切。とその後、医師が話してた。
私には、聞いてくれる人がいる。その人の前で泣く事も出来る。
私は、恵まれているね。おかあちゃん、安心してね。
赤秋ではないけれど、青と赤の間。黄色だね。そうだよ。赤になる前の準備。
少しづつ、枯れていくのかな。まだ、枯れないよ。攻めの一手だよ。
人生を色と季節で分けたら、青春 黄夏 赤秋 白冬 私は決めたよ。どうだろう。
おかあちゃん、好き好き好き好き好き。大大大大大大好きだよ。愛している。
これからも、ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。