おかあちゃん 電車の中だよ

おかあちゃん、私ね。
今、電車の中です。これから、お仕事です。昨日は休みでした。疲れの為かよく寝たよ。今日は雨だけど、ワン子と散歩に行ったよ。畑のあぜ道で、おかあちゃんって呼んだよ。大きな声で呼んだよ。愛しているよ。と叫んだよ。ありがとう。と叫んだよ。
おかあちゃん、私はまだまだ頑張れるよ。見ていてね。私は元気だよ。

おかあちゃん、大大大大大好きだよ。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。

おかあちゃん 梅雨だよ

おかあちゃん、今年の梅雨は１日遅いんだって。
今年の梅雨は、どうなんだろう。ズーと降っているのかな。
合間に晴れの日があったらいいな。
散歩に出られないとワン子が可哀想なので、朝夕晴れ間があるといいな。
梅雨だから。そうはいかないか。

おかあちゃん、散歩は駅の向こうの畑ばかりのところに行くよ。
おかあちゃんを連れて行ってあげればよかったね。
おかあちゃんは、きっと私とワン子と一緒に来てるかな。
おかあちゃん、私ね。
思うの。人は亡くなると行くところがあると言う。
でもね。私はズーと私のそばにいてくれると思うの。
おかあちゃんは、ズーと私と一緒。だから寂しくないよ。
この頃は、左の肩に手をやっておかあちゃんと手を繋いでいるよ。
おかあちゃん、笑ってる。優しい顔して笑ってる。
見えるんだ。おかあちゃんのお顔が見えるんだ。
だから、寂しくないよ。おかあちゃん、泣くのは無くならない。
泣くよ。毎日泣くよ。でも、心配ないよ。

仕事をなぜ続けているのか。友人は『無駄な頑張り』と言う。
でも、なぜ無駄な頑張りを続けようとしているのな。と考えた。
粗悪な人間関係でさえ、１人でワン子と生活しているよりいい。
その生活に戻ったら、私は１日泣いているだろう。
今も休日は、泣いている時間が多い。それが怖いんだ。
おかあちゃんを思う気持ちは、変わらない。
規則正しい生活はいい。何も時間に規制がなかったら私は、ボーとしてたり泣いていたりしているよ。
だから、私は仕事を続けるよ。他に探せばという意見もあるけど頑張ってみるよ。
いつまで続くか分からないけど。もう少し頑張れそうだよ。
だから、私の傍にいてね。いつまでも、子供でごめんなさい。

おかあちゃん、ありがとう。大大大大大好き。愛しているよ。
これからもズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ。よろしくね。