新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

バルセロナ建築巡礼⑧ グエル公園を歩く。「砂糖をまぶしたタルト菓子」の家、オオトカゲ、ギリシャ神殿様の列柱。

2020-02-08 | バルセロナ

 正門の両脇には守衛小屋と管理小屋が建つ。これらはヘンゼルとグレーテルに登場するお菓子の家をイメージしたとされる。高い塔を持つ方が守衛小屋だ。

 一方白さが目に染みるような屋根を持つのが管理小屋。ただ、壁面は荒々しいブラウン。「砂糖をまぶしたタルト菓子のようだ」と、ダリは評した。

 「パーク グエル」の文字もおしゃれ。

 正面の大階段にはオオトカゲが‶生息”する。

 トカゲは観客の人気の的。次々と記念写真に収められていた。

 階段から続くのは広々とした列柱のある空間。本来は市場として使われるはずだったスペースだ。

 ギリシャ神殿を連想させる86本のドーリア式柱がこのスペースを支えている。

 ガウディもグエルも共にギリシャ文化をリスペクトしており、こうした場所にもその精神が導入されているようだ。

 天井にはバラ型の飾りが付けられた。

 ガラス片や瀬戸物の破片などを活用したモザイクで、光を放つ太陽のイメージだ。

 列柱の上には、タイルで側面が彩られた広場がひろがっている。さあ、広場へ上がってみよう。

 

 

 


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