新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

パリのパッサージュ巡り④ ギャルリー・ヴィヴィエンヌの優雅な螺旋階段にうっとり。

2019-05-28 | パリ・パッサージュ

ギャルリー・ヴィヴィエンヌは現在残っているパッサージュの中でも最も美しいといわれる。

 パリの2つの繁華街、パレロワイヤルとグランブールバールの2つを結ぶという好位置にあった。また、通りが単純な直線ではなく入り組んでいたことが、逆に散策を楽しむという観点からの面白さを引き出すことになって、「第3の繁華街」とも称されるようになった。

 入口は開放感のある広さ。すぐ横にはビストロが営業する。クリスマス時期だったのでネオンが飾りつけられていた。本来ならばここのビルトロでパリの友人と夕食の予定だったのだが、デモ騒動で週末は臨時休業。残念!そんなわけで人通りは少なく、普段より相当に寂しい夕方だった。

 以前は中庭だったところを円形の空間として活用している。

 壁面には女性像のレリーフが施されていた。洒落た照明も下がる。

 ガラス天井を通して青空が見える。

 床の模様も美しい。モザイクタイル製造はG・ファッチーナ。

 長い通路は42mもの直線でつながる。

 曲がり角にあるのはジュソーム書店。

 

 ここには多種多様な古書がいろいろ。日本関係では川端康成や鑑真の書物も。

 通り沿いにはクマさん人形も。

このパッサージュで個人的に興味を持ったのは、いくつかの階段の面白さ。

 入り口近くのファッションの店内にあった階段に魅せられて中に入り、お願いすると写真撮影を快く許して下さった。

 次に書店前の住居棟に入る階段。

 ちょうど居住者が階段を上がる所だったので、一緒に上がらせてもらった。

 階段状から見た書店の様子。

 もう1つ別の階段。これも螺旋階段で、書店前よりもたっぷりのスペースを使った優雅な回転が美しい。

 

 

    


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