「抱擁」。ブロンズの2つの体が光を浴びて輝いている。サンティアゴ・エルナンデス作。
長身の二人が伸びやかに抱きあう姿は、精神の解放にピッタリの気分だ。
野外彫刻巡りも終わりに近づいた来た。ブールデルの4体の巨大な像が見えてきた。
左から力、勝利、自由、雄弁と並ぶ。アルゼンチン共和国建国の父アルヴェアル将軍の理想と業績をシンボル化して表現したものという。
「力」は張り詰めたようなその肉体が、力を発散させているし、
「自由」は大きく輪を描く髪型が、奔放さを示しているように見える。
最後はブランクーシの「接吻」。このバージョンは今年改装オープンした東京のアーティゾン美術館にもあったはず。3月に予約したが、新型コロナの影響で行けないままになっている。
一巡して結構な距離を歩くことになったが、とても快い疲労感と充実感に満たされた数時間だった。
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