神戸市の六甲ライナーで埋め立て地の終点マリンパーク駅に着いた。駅は高架の上にあるので、階段で街に降りることになるが、その階段が見事に大きな螺旋を描いたものになっていた。
駅の先はもう海。さわやかな海風を感じながら階段を降りる。螺旋状になっているので、自然と街をぐるりと眺めながらの歩行となる。
その螺旋も単純な円ではなく楕円状になっており、ゆっくりと周囲を見回す時間が与えられるという感じだ。
白い側面、手すりの鉄とハードな色使いで構成されている。空の青と絶妙なコントラストを見せていた。
この駅は神戸国際大や高校もあって、学生たちの姿が目立つ若者の街といった場所。それだけにこんな硬質な階段も違和感なく存在しているように見える。
帰りがけ、ちょうど大学の授業終了時間とぶつかってしまい、学生がどっと駅に押し寄せ超満員となった。それで、電車を1つ見送って次の便を待つというアクシデントにも見舞われた。