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東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

"おもてなし"会席 松茸三昧の夕べ@北大路 銀座本店

2013-10-11 00:45:20 | RESTAURANT-JAPANESE



思わず背筋がしゃんと伸びるような素敵なお店に連れて行っていただきました!!
夏の試験&期末期初の繁忙お疲れ様ディナー

イタリアンやフレンチなら友達同士でも行くけれど、きちんとした和食は少しハードルが高くて…なんて思いつつお着物姿のお店の方にサービスを受けてるだけでやっぱりテンション上がります(笑)。そんなちょっといつもと違う"おもてなし"をお料理でもサービスでも受けられる北大路・銀座本店。

賑やかな銀座並木通り沿いに面した入り口は、そこだけ昔ながらの銀座の落ち着いた雰囲気を感じさせる佇まい…やっぱり私には銀座の会席なんて早すぎる?!なんて若干不安にもなりながらも、今年の7月にリニューアルされた真新しさもあって(最近このエリアも若返りつつありますが)銀座8丁目では若輩者の私でも心地よくお食事させていただきました


店内は、カウンターを除く全ての席が個室になっていて、接待や家族での会食にもピッタリ。
この雰囲気ならどんなシチュエーションで行っても間違いなし美しい白木のカウンター席も掘りごたつ式が嬉しい個室もゆったりした造り。

今回は、個室のお部屋でいただきました。すでに前菜のお重がスタンバイ。


まずはやっぱりシャンパンで乾杯。
キリリと冷えた泡は一瞬でプライベートモードに切り替わる素敵過ぎる飲みモノです(笑)。


"前菜:鮑のり焼き・蛸真丈磯辺・小鉢(生キクラゲ)・栗渋皮煮・昆布・秋刀魚梅肉焼き・無花果と蟹の胡麻和え"

お重の蓋を開けると思わず心が躍る季節の前菜。脂の乗った秋刀魚梅肉巻きは、梅の酸味で秋刀魚の脂をすっきりさせながら食欲増進。真ん中の貝の器で海苔と和えてある鮑の柔らかさと生キクラゲの食感にビックリ!栗の渋皮煮も濃厚な栗の風味がたまりません!!前菜から期待大。




"小鉢:南瓜スープ"・"お造り:本日のお造り"

どのお刺身も美味しかったけれど、ここでは鯨がとっても印象に残りました!!
濃厚で脂の多い鯨肉をポン酢ジュレでさっぱりと。一口でいってしまったけれど…もっと食べたいーー。


ここからは、日本酒で。大好物の"十四代"『吟撰生詰』はお初です




"旬の物:松茸と国産牛塩蒸し 季節の野菜"

松茸と茄子やズッキーニなどの野菜と牛塩蒸し…一見、シンプルな1品ですが、びっくりするほど松茸の風味と柔らかい牛肉の旨みがたっぷり!!それらが染み込んだお出汁で煮込まれた野菜たちが美味しくないわけがない!!!もう、お出汁までずずずっといってしまいそうな(実際飲み干しましたけど)和食ならではの、味付けされたのではない素材の旨みが凝縮された逸品です。さらに土佐酢を落とした大根おろしと一緒に食べるとさっぱりいただけます




"椀物:松茸土瓶蒸し 松茸・鱧・季節の野菜"

やっぱり松茸と言ったら土瓶蒸しも。こちらはストレートに松茸を味わえます。
松茸の風味と鱧の旨みで最強。


"揚げ物:ピーマン詰め物揚げ 梅肉おろし"

ほぼお出汁まで完食していたら、かなりお腹いっぱいになっていた頃でしたが(苦笑)あっさり揚がったピーマンは意外や意外な箸休め的な辛味がgood!


"お食事:松茸と浅利ご飯 止椀と香の物"

さらに松茸ーーー!!すでに松茸をしっかり味わっていてもやっぱりこの時期の〆は松茸ご飯。
浅利の風味と噛みしめるほど感じる浅利と松茸の旨みは、日本人で良かったーと単純に感じてしまいます。


"水物:季節のデザート"

正直、和食での"水物"はほぼ果物か一口和菓子、ご飯まで食べて満腹状態だからそれくらいでちょうどいいのだと思っていました。がっ!!!北大路の"水物"は、すごい!!この日は、栗のアイスクリームと柿や巨峰だったのですが、この栗のアイスクリームのレベルがハンパない!!!前菜で食べた栗の渋皮煮かマロングラッセを彷彿とさせる濃厚でいて後味すっきりのとっても美味しいアイスクリーム。もちろん自家製!細かく刻まれた栗の食感もいいー和食の最後にこんなに手の込んだデザートが出てくるとかなり好印象。

いつもと違った雰囲気で少しだけ背伸びして、誘った人を喜ばせたいなって時に間違えのないお店だと思います個室だから気取らなくてもいいのがまたポイント高い。今度は、両親やちょっとかしこまった女子の集まりにも来てみたいな!!(本気の和食のお店が少なそうな海外駐在が決まったお友達の送別会とかいいかも♪←検討中でした)

個室会席 北大路 銀座本店懐石・会席料理 / 新橋駅内幸町駅銀座駅

夜総合点★★★★ 4.0



最後の水物まで、妥協なし