
その1の続き…
↑の写真は目にも舌にも1番に印象に残った美しいお料理。

"シャコと桃 冬瓜のヴルーテとミントのオイル"
フレンチで"シャコ"は、お初でした。ミントのオイルが爽やかで、シャコ×ジューシーな旬の桃×ミントの意外な組み合わせをしっかりまとめてくれています。

この日のワインはオススメで1杯目は、白サンセール。

"ドンブ産グルヌイユ 飛び込む情景"
1枚目の写真のお料理は、まさに一目見た瞬間頭に浮かんだ"水辺のカエル"。
お皿を真っ白なキャンバスに見立てて、お料理や盛り付けが絵のように美しいお料理には度々お目に掛かることがありますが、コチラのお料理はテーブルに運ばれてきた瞬間にカエルがチャポンッと蓮の池に飛び込んだような躍動的な一皿。
仏・ドンブ地方はリヨンの北北東。家と道路以外、沼や池だと言われるくらいの湿地地帯で、この地の名物はそこに生息する鯉やカエルだそう。"カエル"と聞くとついイメージしてしまってちょっと引いてしまう方も多いかも?!チキンのようにあっさりとしていてとても美味しいですよー!私は、中国留学中に学食でも街でもよく食べておりました

そんなカエルをフレンチで頂くのは、これまたお初。なんとあの動き出しそうなお皿は、食材そのままのモノ!!
本場フランスでは、ささ身のようなあっさりとしたややパサつきのあるしたカエルの肉はバターでソテーにしたり油で揚げてジューシーに食べることが多いそうですが、レヴェランスではカエルの肉に豆乳を混ぜ滑らかな食感に。ぷりっとした歯ごたえを残しつつ、透明のシジミのスープで程よい塩気のアクセント。

この日の2杯目(メモ失念)

"トウモロコシの全てについて・・・"
このお料理も楽しく美味しかった1品。
温かいヤングコーンは、髭までイケます!添えられたフォアグラと一緒に食べれば、コクも+(バターのようにとろ~り溶けてしまいます)。さらに乾燥させたトウモロコシ(粒)は、カリッとした歯ごたえにぎゅっと凝縮されたトウモロコシの甘みがたまりません

大好きなトウモロコシを、ここまで余すことなく頂けるなんてスゴイ


"鱸とズッキーニの木洩れ日"
このイマイチな写真では、お料理が全く伝わらないですね


"リードヴォーのムニエル マカデミアンナッツとバナナのソース バスクのブーケ"
リードヴォーはふんわりとムニエルで、とっても柔らかくて口に入れるとほろっととろけそう。甘みのあるフルーツのソースとの相性


3杯目は、メインに合わせて赤のシャンベルタン。

"ブレス産鳩のロースト 茄子のパスティス風味とソースサルミ"
これまた"鳩"も、留学時代に行った当時ポルトガル領だったマカオで初めて食べました(ポルトガル料理?!だと思って食べに行った記憶ですが、今回調べてみたらポルトガル料理としてはあまりhitしませんでした)。
独特の臭みと引き締まったお肉は、噛みしめるほどに旨みが口いっぱいに広がり、さらっとした赤ワインベースのソースが味をしっかりまとめてくれます。

"食後の飲み物各種"
コーヒー2種、エスプレッソ2種に紅茶やハーブティーだけでも15種類!!
フロアに置かれたこのワゴン、ずーーっと気になっておりました♪
このずらりと並んだお茶たちを目の前に、軽快なリズムで次々ご紹介してくれます。

"アヴァンデセール"マンゴーのシブースト ~北風と太陽~"
どのお皿も、ネーミングが素敵


"グラン・デセール"ショコラレヴェランス ~マルコポーロ~"
ホワイトチョコレートとアールグレイのムースが層になったムースをスパイスたっぷりのチョコレートパウダーでコーティング。スパイシーとチョコレートって合いますよね!私的にはさらにスパイシー強めがハマりそうです。

"お誕生日プレート"
このスペシャルディナーの数日前に誕生日だった私。サプライズで登場した可愛らしい"ふきだし"カットのプレートでグルメなお二人にお誕生日のお祝いをして頂いてしまいました



あの食後ワゴン登場から迷いすぎの時間でしたブレンドもOKと言うことだったので、ダージリンにダマスクローズを浮かべてローズティーにしてみました。いい香り~。

プティフール 夏ミカンのタルト、アーモンドのプラリネ

とにかく居心地がサービスとお友達のお家に招かれているような温かみのあるダイニングと、次か次へと運ばれる美しいお皿の数々。お話し上手なオーナーソムリエさんから伺う、新しいシェフと作ったお料理にインテリアのお話なども聞けて、とても楽しかったお食事会。新しいシェフになってからの今後もますます楽しみです

p>レヴェランス (フレンチ / 広尾駅、白金高輪駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5