〇TMS治療とは
TMS(Transcranial Magnetic Stimulation)とはコイルに磁気を発生させ、経頭蓋的に大脳皮質に刺激を行います。
刺激装置は、本来検査機器として使用されます。
rTMS( repetitive Transcranial Magnetic Stimulation)とはTMSの刺激を反復して脳に刺激することで、脳の活動を変化させ脳卒中後遺症などを改善させることが報告されています。
それを踏まえ、既に国内の医療機関において、本治療が開始されております。
〇TMSのメカニズム(脳卒中後遺症の場合)
◇脳と手足の動き
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参照
〇当院では脳卒中による片麻痺などの後遺症等に対する治療を目的としたTMS治療を2017年5月より開始しています。
脳卒中の後遺症などで悩む患者さんは、たくさんいらっしゃるかと思います。
お困りの患者さんがいらっしゃいましたら、是非当院のリハビリテーション科までご相談下さい。
なお、本治療は当院の倫理委員会で承認した臨床研究として位置付けられています。 脳卒中後遺症でお困りの方は一度、当科にご相談下さい。
本治療を受ける場合には、入院時に医師の説明を受けたうえで研究参加の同意をお願いすることとなります。
入院治療に関しては、部屋代、食事代、リハビリテーション代、入院基本料などは費用として計算し患者さんへ請求しますが、TMSの施行に関しての料金は発生いたしません。
◇TMS治療後はリハビリテーションを実施
TMS治療は磁気刺激後に理学療法や作業療法のリハビリテーションを実施します。
〇当科で実施しているTMS治療の臨床試験
◇対象疾患
- 脳卒中後上肢麻痺
- 脳卒中後下肢麻痺
- 線維筋痛症などの疼痛性疾患
◇注意事項
TMS治療は治療を受けるにあたって、適応基準および除外基準があります。あらかじめ、ご了承のうえ、一度リハビリテーション科までご相談ください。
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